風呂からあがり、麦茶を飲もうと台所に行き冷蔵庫を開けると、そこにケーキはなかった。
流し台にフォークとお皿が置いてあり、ゴミ袋の中にはケーキのフィルムが捨ててあった。
妻はソファーに座ってテレビを見ていた。
「ケーキ食べた?今日のはどうだった?」
「まあ普通に美味しかったよ」
まだ眠気はないようで、普通だった。
とりあえず何もバレていないので安心した。
それからしばらくすると、妻はテレビを見ながらうつらうつらし始めた。
そろそろ効いてきたんだろうなと眺めていたら、激しくガクンと力が抜けたようで、ソファーから前のめりで床に倒れこんだ。
「どうした?眠いの?」と、話かけると「うーん。眠いというかなんか頭がまわる。」
と、呂律がまわらないようだ。
「疲れが溜まってるんじゃない?もう寝たら?」
と、妻を抱えてベッドの上まで運び、横にした。
しばらく経つと妻は大きないびきを始めたので、俺はドキドキしながら、妻へのイタズラを決行した。
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