嫁に話した内容や言葉の数はもう少し多かった。
当然ですが、文面で読む時間以上の時間を掛けて問いかけていました。
嫁も私が話を始めてから次第に緊張と言いますか深刻な面持ちに
なっていたように受け取れました。
私からの話は終わりましたが嫁が口を開くまで少し沈黙がありました。
「俺が話した事は理解できたよね？黙っていないで、何からでもいいから
話してくれるか？約束したよね？」（それでも沈黙が続きました）
「それなら俺から順番に改めて聞くから、「はい」か「いいえ」で答えてくれ
食事会は嘘だったのか？どうなの？」
（表情や仕草からして「はい」と思ったが、返答が無い）
私は、その態度に少しイラっとしたというか腹が立った。
私の口調も合わせて乱暴になって行ったと思います。
「黙っていたら分からいだろう！何も言わないという事は「はい」という事なのか？
どうなんだ？」（すると嫁はコクリと頷いたのです）
「嘘だったんだな。そうなると知人から連絡があった内容は事実だな？」
（嫁はコクリと頷くだけでした）
「聞いた事は全てを話していないけど、車の中で何をしてたんだ？
玲から話してくれ！嘘をつかれるのは嫌だからな！今度は俺が
最後まで玲の話を聞くから。その代り知人から聞いた情報と違って
嘘をつくのはやめてくれ。」
「分かった。少しだけ時間を下さい。」
「時間？明日とか、その内って意味じゃないよな？」
「ほんの少しだけ…。それと、少し席を外したい。」
私は承諾しました。嫁がリビングから出て行きました。
暫くして嫁からラインが届きました。「ここで話をしたいです。」
嫁はラインを通して私との会話を求めてきました。
私も考えましたが、承諾をして嫁からの告白といいますか
事実を語ったラインからの返事を待ちました。
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