「中ですか!?」
「おぬし?」
「居ますよね!?」
「何を、そんなに急いでおる!?」
「何を、って、理恵が!理恵が!」
「!良かろう!・。 心して、未来を懸ける若者の姿を見ておれ!。」
「うう・」
妻を待つか?見届けるか?を託され、通された広間で思わず唸った・。
扉が開いたので、直ぐ様中を覗く・。
解かれた中は、電気が赤煌と付いて、一組の素肌の男女が、女がお尻を掲げて両足を開き、真上から男が身動きが出来なく、海老締め状態にして、ピチャピチャと音を発てた腰を沈めていると理解した瞬間・。
漠然と起きている事態を、考える間も無く、(止めに入いろう!)としましたが、何故だか興奮状態で、黙って見てしまいました。
「うわっぁ!」
ギィーッ・・軋む神殿の間に、鬼の能面をかむった裸の、優れた体格をした青年が居る。
ドン・・歩んで、初老の男性の方を向いた・。
『陽者になりました!』
何やら報告している青年・。
男性は頼もし気に、青年を見上げて、裸の躯の中心に存在する、立派な男根が形成する男性器を見据えている。
見据える男性器は、自身の射精した白い精液と、ほんの今まで交じっていたと思われる、女性の透明な愛液が混じった雫を滴らせている・。
「節句が祝えるのぉ~!・。」
安堵した男性の言葉が示したものは・。
「あぁ~!」
福の能面をかむった、白巫衣を羽織った女が、赤い布団の上で、裸の脚を開いて、仰向けで大の字になっている。
開けた股は濡れている・。
間から白い液体が・・。
足元の籠には、スマホが、畳んだカジュアルな服の上に載っていた。
遅かった・・・。
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