結局一歩を踏み出せずに、私は妻と彼が出てくるまで車の中で待っていました。
時間を少し回った頃、妻に腰に手を回した彼と妻が出てきました。
そのまま彼の車へと歩く妻。
乗り込もうとするので慌てて妻のもとに駆け寄り声を掛けました。
妻は私の方をちらっと見た後、睨みつけ、そして半泣きの表情で私にこう言いました。
【なんで来てくれなかったの・・・あたしは・・あたし・・うぅっ】
顔を両手で抑え車に乗り込みドアを閉められました。
車はスーッと発進し、私はまみ!まみ!っと声をかけながら車に付いていましたがそのまま走り去られてしまいました。
車が去るとすぐにラインが鳴り
彼から『奥さんが落ち着いたら家に送ります、心配なさらずに』
当然待てるわけもなく、妻の位置情報を頼りに車を追いかけました
※元投稿はこちら >>