彼女:『あのね、再来月の二週目に一泊二日で社員旅行があるんだけど、着いて来て欲しいんだけど。。。』
俺:『は?俺、そっちの会社の社員じゃないし、社員旅行なんかに参加出来ないでしょ。』
彼女:『そうじゃなくて、旅行してるって感じで着いてきて欲しいの。』
俺:『何で着いてきて欲しい訳?何か不安な事でもあるの?』
彼女:『そうじゃないけど、毎年お酌しなきゃいけないし、毎年セクハラ紛いの事言われるし、何かねぇ。。。◯◯が居てくれるって思ったら安心出来るし、夜は一緒に寝られるからそれも安心だし』
俺:『ん~~。じゃあ週明け会社行って有給取れるか調整してみるよ。後、社員旅行で泊まる所にその日に空きがあるか確認しといてよ』
彼女:『分かった!確認しとくね!有給取れるように頑張って!』
俺:『多分大丈夫だとは思うけど、無理だったら素直に諦めてな』
とこんな会話をしながら、週明けに有給申請出してみると先の日付なので仕事の調整きくから大丈夫ですよとの解答。
夜に彼女に連絡すると、宿も大丈夫との事で即予約しました。
さて、社員旅行当日になり、俺は宿に着くまでは自由行動。
少し早目にチェックインして、温泉に浸かりユックリしていると彼女から電話が。
彼女:『宴会が終わったら直ぐ行くね。』
俺:『了解。待ってるよ。』
そうこうしていると21時過ぎになってしまった。
まだかな?と思いつつ、自販機のビールを買って何本か飲み干していい気分になった頃に彼女がやって来た。
彼女:『お待たせ!なんだぁ◯◯も飲んでたんだぁ。私もちょっとだけお付き合いで飲んできた。』
俺:『ちょっとだけ?随分ご機嫌だし顔も結構赤いよ。相当飲んだでしょ?』
彼女:『へへへぇ。バレた?』
とバカップルみたいな会話をしてると
彼女:『今日は酷かったよ。浴衣捲ろうとしてきたよ!ホントに殴ってやろうかと思った!』
俺:『それは流石にやり過ぎだね。パンツ見られなかった?』
彼女:『それ、阻止したよ!だって今日は◯◯と一緒に居られると思ったからTバックだったしね』
俺:『そっか。それは何より』
彼女:『でもさぁ、流石にやりすぎだと思うから、◯◯さぁ、説教と言うか釘刺してよ!本人本当に嫌がってるから止めてくれって。彼氏から文句言われれば止めるでしょ』
正直、争い事は嫌いだから嫌だったけど、彼女の頼みなら仕方ないなと思い承諾。
でも、いくらなんでも四人の男を前に文句も言えないから
俺:『判ったよ。注意するけど、四人は流石に怖いから主犯のヤツを呼んでよ。そいつに言うからさ』
彼女:『うん。判った。じゃあ今から呼んでくるね。』
そう言って彼女は部屋を出ていった。
俺は緊張しながらも男が来るのを待った。
5分もしないうちに彼女が男を連れてやって来た。
ある程度の話はしてたのか、男は神妙な面持ちで部屋に入ってきて正座をしだした。
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