次に行く店を考えましたが迷ている内になかなか決まらず
「どうする。内に来るか?」そんな事を言ってしまいました。
ところが玲ちゃんの返事は、「行っていいんですか?」でした。
思わぬ展開になりました。 家の近くまで着くと少しだけ
外で待ってもらいました。 2LDKの賃貸マンションでしたが
片付けというよりは不要な物を一部屋に放り込んだだけでした。
部屋の消臭スプレーを吹き終わり待たせていた玲ちゃんを迎えに
行きました。元々何も無い部屋に入り即席で片付けた部屋に
感心されました。小さなテーブルを挟んで座りました。
途中コンビニで買った飲み物を出して改めて乾杯です。
私は缶ビール、玲ちゃんは缶酎ハイだったかを飲みました。
徐々にプライベートの事についても初めて話ができました。
旦那さんとは同僚の結婚式に参加したした時に知り合ったの事が
きっかけで交際に至ったようでした。どちらかと言えばご主人からの
猛アタックの末、流れで結婚した感じの事を聞かされました。
どうも単身赴任をされてから独身時代に戻った気分とまで言っていました。
こんな本心まで聞けるとは思いもしませんでした。
そな玲さんの心境を聞きながらコンさの話になりました。
お酒も入っていたためか店で話していた時とは少しオープンな
感じで喋りも軽くなっていました。プライベートの話もした事も
関係が有るかもしれません。
「それでさ。コンさんの気持ちと言うか玲ちゃんへの思いを
少し試してみないか? 多分、玲ちんの事を意識しているよ。」
「けど、どうやって試すのですか?」
「例えば、少し思わせ振りなラインをするとか。」
「ライン見てくれるかな~?何って送ればいいですか?」
「今日も飲みに出てますか?お疲れ様。とかどう?」
玲ちゃん少しは乗り気だったようで、それとなく文章を打ち
私に内容を確認してから送信しました。暫くしてでした。
コンさんからのラインが入りました。
「お疲れさん。今日も来てるよ。店に来る?」
いきなり玲ちゃんをお誘いする返事だった。
「もうお風呂に入って着替えたし今日はダメかな。」
玲ちゃん成りに返事を返していました。
数回ラインのやり取りはしたものの途中からは終了状態に
なりました。 驚いた事に気付かない間に時間はかなり経って
いました。確か深夜の1時頃でした。家飲みでしたが
私もですが玲ちゃんもまずまずの酔い方をしていました。
思い過ごしかもしれませんが、もしかして勢いで…。と、思って
しまう空気に感じました。逆に玲ちゃんから質問をされました。
「私の事は置いといて、○○さんは彼女居ないのですか?」
ズバリとした質問でした。「居ないよ。居たら一人で飲みに出たり
玲ちゃんとこうやって話しなんかしてないよ。残念な男よ。」
「彼女さん居ると思ってたです。」
「そうなの?残念でした。」 少し笑いがありました。
「○○さんならどんな女性がタイプですか?」
思わぬ展開でした。私にする質問を玲ちゃんは楽しんでいるように感じました。
※元投稿はこちら >>