いよいよ当日の夜になりました。
私は酒を全く飲まない所謂下戸というもので、馴れ合いというものも、あまり好きではないのですが、相手側も、コロナ禍もあり、下手な馴れ合いはせず、サクッと会ってサクッと終わりましょうという旨の話をしてくれて助かりました。
私としても、初対面で会った二人が会話もせず、数分後には突然性的な事をし合うという矛盾に非常に興奮していたのです。特にそれが自身の大切な妻という掛け替えのない存在な訳ですから。
相手に車の車種と色を聞き、待ち合わせに指定した公園の駐車場に着くと、既に聞いていた通りの車種が1台、隅の方に遠慮がちに停車していました。
1台分、間を置いて停車してLINEを送ると、それ僕ですとの事。
こちらの車の後部座席に乗り込んで貰うよう促すと、車内でスマホを確認してる様子。
そしてスマホを仕舞う素振りを見せると、車のドアが開いて、人影がこちらにオドオドと近づいてくるのがわかりました。
公園の照明の薄明かりで、中肉中背な感じだというのが確認できました。
自分の鼓動がどんどん早くなるのが分かりました。
妻も相手がこちらに向かってくる様子を、無言で見詰めていましたが、かなり緊張した様子でした。
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