それから3日後、元同僚と奧さんは自宅を訪れた。リビングに通して私を納得する案を聞いた。民事訴訟までは、なって欲しくないのが相手の第一の願いとのことであった。それを前提に慰謝料含め100万円で示談する。元同僚は以後妻とは会わない、関わらない、携帯のデータ消去する。等案を提示してきた。
私は元同僚の奧さんに今までの経緯含めてどう思ってるのかこの際、聞いてみた。
奧さんは思い口を開き、実際びっくりしている。相手の旦那さんの嘘の情報を流して肉体関係を維持しようとした自分勝手なことをしてそちらさんにご迷惑をお掛けして申し訳なく思ってます。私は奧さんも被害者みたいなものですからね。元同僚は私に対して奧さんは仕事ですか?と聞いてきた。私は、仕事を3日休ませて寺に身も心も洗浄するように修行に出しています。と返した。
私の気持ちも収まったとは云えないし、結論がなかなか見出せないでいた。
慰謝料の額は別として奥様に妻の店にお客様をご紹介していただけないかとお願いした。
奥様は快く承諾してくれた。以後、窓口は奧さんで元同僚は介在させないようにさせた。
一先ずは折り合いが付いたので何とか一連の揉め事は解決の目処がついた。
相手方とは解決を見たが妻とはまだ身体的、精神的に解決したわけでない。
何か私が納得したかというとそうではない。
心の穴が埋まっていない……
前の夫婦生活にどうしたら戻れるか!頭が痛くなる……
妻にもそれなりの償いや試練を味わってもらわないと。
妻は寺の修行から帰って私に対して献身的になった。店の一進一退の状況は変わらないが元同僚の奧さんからの紹介もあり、マイナスにはなっていない。時間が経過して生活も前のリズムに戻った頃に妻に男達との経緯を聞いてみた。男4人それぞれどれだけの付き合いだったのか?妻は口を開いた。顧客の旦那とは今まで3回、店舗の大家さん1回、仕入れ先メーカー課長3回何れも店舗内で元同僚とは殆どラブホテル月1位のペースと話した。
私は、そうかとため息が出た。前の3人は一過性かも知れないが元同僚は5年間妻と60回もやってた計算になる。私は0回と改めて愕然!改めて責めないが私の心境を分かって欲しいと思った。
精神的にまだ、元の環境には戻ってないと気付いた。
何とかして妻に試練を与えたいと思い。寝取り関係のサイトで妻を誘惑して欲しい旨の募集をした。候補者を最初3人に絞りさらに最終1人の50才前後の男性に決めた。
一度喫茶店で細部のことまで詰めた。間違いメールから誘って欲しいこと。を伝えた。
男性にはなかなか長丁場になるから諦めないでと話し喫茶店をわかれた。
つづく
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