更に昨日の夜は、
2人に呼び出されてユミとヒロキが住む部屋へ行きました。
写真や動画では見た事がありましたが、
実際に入ったのは初めてでした。
元々はヒロキが一人暮らしをしていた部屋はうちよりは手狭で、
うちはそれぞれの部屋があってそれぞれのベッドがありましたが、
そこでは寝室は1つでベッドも1つでした。
そこでずっと2人が抱き合って寝ていると思うと胸が締め付けられました。
ユミとヒロキが2人で並ぶ向かいに私は座りました。
とりあえず結婚おめでとうと冗談のつもりで言いました。
すると、
2人はそれぞれに顔を見合わせるとニコッと笑い、
2人揃って私にありがとうと言いました。
まるで本当の夫婦のようでした。
それからユミが口を開きました。
「あのねショーゴさん。
私、
ヒロキさんの奥さんになったよ。
他の人の奥さんになったよ。
ショーゴさんの願い叶った?」
叶ったと答えました。
「そっか。
これはほら、
ショーゴさんの願望から始まったことでしょ?
でもね、
今私は一応期限付きだけど、
本当にヒロキさんの奥さんなの。
だから、
これからは今までみたいに週一でそっち行くのやめようと思う。」
「期限付きの関係だから、
その分全部ヒロキさんに捧げたいの。
どうかな?」
私は上手く答えられなかった。
「もちろん全然会えないわけじゃないよ。
あのね、
ショーゴさんも知ってる通り、
今はショーゴさんじゃなくてヒロキさんと一緒にいろんな変態なことしてるの。
だからね、
その撮影係としてなら会えるようにしようって思ってる。
そういうことしたり、
私とヒロキさんのこといっぱい撮ってもらいたい時はショーゴさん呼ぶから。
どうかな?」
言葉はうまく出なかった。
ただ、
分かったと一言吐いてうなづいた。
「ありがとう。
ショーゴさんのところに帰るまでにいっぱい思い出つくってあげるからね。」
そう言うユミの顔はとても嬉しそうだった。
※元投稿はこちら >>