知りたいという気持ちを抑えられなかった自分は、
そんなことするべきじゃないとは思いつつも、
ナナのスマホを調べました。
ナナが普段使っているのを見るスマホは、
無防備にもロックもかかっておらず、
ナナが風呂に入ってる間に見ることができました。
でもそこには不自然なぐらい何も無く、
バイト関係の連絡すらありませんでした。
おかしいと思った自分は、
ナナが寝ている時にナナがいつも持って外出するバッグを調べました。
そこにはもう1台のスマホがありました。
そのスマホには指紋認証がかかっていましたが、
意を決して寝ているナナの指でロックを解除しました。
その中にあったものは自分の知らないナナでした。
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