間違いなく私が不在の時に使っている。そう察した。
そうだとすれば、嫁は一人であの白いミルクのような
液体をまき散らかしているのか。もう一度見てみたい
という願望の有る私に隠れて。ディルドを見ているだけで
ホテルでの光景が脳裏に浮かんだ。嫁は何時を妄想して
楽しんでいるのか。やはり、「じいじ」という男のことか。
いつ使ったのか。今日・昨日・。使った日を確実なものに
するため、幾つかの細工をしてカバンにしまった。
箱に入れる際に入れた向きを写真に納めた。棚にカバンを置く
際にファスナーの金具の向きを記録した。棚に置いたカバンの
位置も記録した。帰宅する度にクローゼットの棚をチェック。
数日経ったが。カバンを置いた位置に変化は見られなかった。
嫁が使うとすれば私が帰宅するまでの日の明るい内だろう。
一向に気配を感じられなかった私は、早く使って欲しいと
思う様になった。そこで考えた。久しぶりに趣味でもあった
釣りに行くことにした。日中では無く、夜釣りにした。
週末、食事を済ませ程よい時間に家を出た。帰りの時間だけは
伝えておいた。帰る時はラインをする事にもした。
車を走らせ30分。小さな港漁港の桟橋で竿を降ろした。
釣りを始めて1時間ほど経った頃だった。
「何か釣れた?」と、嫁からラインが入った。
実際、メバル数匹が釣れていた。潮の関係と帰る時間の
事も有ったので、後2時間ほどもしたら帰る。と報告。
ラインをしてきた時点で既に使っていたのか。
それとも今から使おうとしているのか。色んな模索をした。
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