新鮮で久しぶりに見る嫁の体。目を上げ密部を確認しては
また顔を何度も埋めていた。嫁は私の頭を両手で押さえるように
強く抱え込んでいた。そんな出来事があってから少しは元の夫婦生活に
戻った。しかし、嫁が店に行く事は変わらなかった。
私も肝心なことは嫁に言い出せないままだった。
週末なり嫁が不在になる度、その日の出来事を思い出した。
そして、妄想を繰り返した。自然と私は行動を起こした。
土曜の休日だった。もう22時は過ぎていた。嫁の働く店の
近くまで出向き居酒屋で酒を飲み時間をつぶした。
0時を過ぎた頃から嫁が働く店の正面にあるビルの陰で待った。
人がビルに出入りする光景だけが続いた。もう1時半を廻った頃だった。
数名の女性たちがビルから出て来た。その中に嫁の姿をようやく
確認する事が出来た。嫁は皆とは別の方向へと向かっていった。
少し距離をとり後を追った。以前にも向かった場所だった。
そこには既に車が停まっていた。車に乗り込むと、こちらに向かって
走って来た。運転手は女性だった。前に目撃した車と女性だったと
思い出した。残念な事にそれ以上後を追う事が出来なかった。
悶々とした気持ちのまま先にチェックインしていたビジネスホテルに
戻るだけだった。嫁からは車に乗り立ち去った後、「終わったから」と
何時もの連絡だけがラインで届いていた。今までなら返事を返さなかったが
ホテルの部屋に入り少ししてラインをしてみた。まだ起きている?
数分ん待ったが既読にすらならなかった。そんな状況が更に私を
悶々とさせた。実家に戻ったのか?どこかで遊んでいるのか?
女性の運転する車だったとはいえ私の知らない女性。どこに居るんだ?
予想すら立たない。どれぐらい時間が経っていただろう。
携帯に着信が入った。「お風呂に入っていた。寝るね。お休み。」
簡単な返事だけは送られてきた。私は空かさず、まだ起きてたけど少し
話ができないか?と返事を返した。しかし、嫁からの返事どころか
既読にもならないまま朝になっていた。ホテルの部屋で悶々とした
気分のまま私も寝てしまった。 チェックアウトをして嫁の実家に車を
走らせた。近くのスーパーに車を停め歩いて家まで向かった。
その時でした。「おはよう。別の部屋に置いたままだったから
気付かなかった。」でした。
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