長湯だったが風呂から上がり無防備に部屋に行った。
ビックリした。もう部屋に案内して寝てもらったはずの
義母が部屋に居た。タオルを頭に掛け髪の毛を拭きながら
部屋に入った訳だ。当然だが義母もビックリしただろう。
お互いが慌てた。その場の空気を換えよとしたのか義母が
「加奈から連絡が有ったから伝えようかって思って。」
そうですか。ありがとうございます。
とりあえず服を着て出直した。
「加奈からラインがあったよ。」
何て有りました?
「また明日連絡するって。まだ起きてたのって聞いたけど
起きてた。って返事が来たから今日のところは、お休みって
事で話は終わらせた。」
お母さん今日のところは寝ましょうか。また明日考えます。
朝になったが何も考えが付かなかった。義母は一旦、帰って行った。
もう時間も遅い時間だった。義母からの電話だった。
内容は、今夜も今から家に行っていいか?だた。
断る理由も思いつかなかった。義母が家に着いた。
部屋に入り義母から提案を持ちかけられた。
「こう太さん。今から加奈が働いている店の近くまで行かない?
車なら出してあげるから様子を見に行きましょ。」だった。
積極的な義母の提案と行動だった。言ってくれている事は理解できた。
しかし私には別の思いも有った。その頃には、嫁の行動を妄想して
楽しんでしまう自分だた。現実を知る事への準備が出来てもいなかった。
言い訳にはならない説明をしていただろうが、その日は義母の提案を
保留とすることが出来た。 また時間を忘れて義母と話をしていた。
気付けば加奈からのラインをスル―していた。
仕方なかった。 二日続けて義母も飲みながら話を聞いてくれていた。
当然だが泊まる流れでもあった。 おまけに義母の事を昨夜以上に
女性として意識してしまう時があった。義母は無意識だったかもしれないが
チョットした仕草にドッキとした。 その後、進展も無いまま
数週間が経っていた。義母も心配してだろう。その後の事について
どうなのかと、連絡が有った。 久しぶりに義母が週末家に来た。
月日が経ったが、進展が無い事よりも義母が毎週末家に来るようになっていた。
週末は義母との晩酌が当たり前になっていた。
そうなると歯車が狂ってしまうかも?と思う気持ちを落ち着かせる自分だった。
正直、義母なのに下心を持ち出していた。義母との会話も変わってきた。
酒を飲み良い感じになって来ると、「加奈とは夜の生活も大丈夫なの?」
そんな事まで聞かれるようになっていた。私の方もだが、お母さんも若いし
綺麗だから彼氏とかどうなんですか?
「私は大丈夫。それより、こう太さんはどうなの?男でしょ。
我慢したりしていないの?」
我慢とまではいかないですよ。お母さんこそどうなんですか?
女性は大丈夫なんですか?こんな事まで平気で話していた。
平気と言うよりは、義母に何を言っているんだと分かっていながら
楽しんでいた。時には義母の方からだが。冗談なのか、からかっているのか
「一緒にお風呂入ろうか?」こんな事まで言われる事もあった。
そもそも、義母が来ている時に万が一嫁が帰宅しただけでも
ややこしい話になるだろう。ましてや一緒に風呂など最悪だと思う。
唯一、その思いが理性を保たさせていた。
そうしている内に行動を起こしたのは義母だった。
義母が一人で嫁の行動を調べた。 店から出た嫁の行動を見張っていた。
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