次第に話も本題になった。 義母も以前の事を振り返りながら
確認するように話をしていた。 家に戻ってから加奈も店には
行かなくなったって思ってたけど。その件についての経緯は
正直に説明した。義母も当然だろうが「こう太さんはいいの?
週末の休日なのに加奈が留守にして。」そもそも、年末にヘルプで
入る話だったので私も当初は承諾してはいた。しかし、現状は違っていた。
そこのところはオブラートに包む形で説明をした。
「この前聞いた話だと今夜は私の家に泊まるってことだよね?」
はい。そういう事にまります。
「そう言えば、仲直りをして加奈も戻ってからだったね。年末確か
泊まっていた時期があった。けど、それっきりだよ。」
義母の話からすると、初めは本当に実家に泊まっていたのだった。
義母からは、今後どうするのか?こう太さんはこれでいいのか?色々と
問われた。このままでも大丈夫。とも言えないので普通なら思うであろう
答えをした。義母が思わぬ行動に出た。目の前で嫁に電話をかけた。
私は慌てた。幸い、電話には出なかった。私も飲んでいたが
義母も少しだけという思いとは別で、割と飲んでいた。
場の空気を換えようと、先にお風呂でも入って下さいと義母に勧めた。
義母からは先にこう太さんが入って。とも言われたが、寝る前に入るので
お先にどうぞと義母に入ってもらう事にした。
先は嫁も電話に出なかったが、この後電話をして来たらどうなる?
思いもしない心配事が出来てしまった。そうこうしている内に
義母が風呂から出て来た。義母が部屋に入って来た。
私は義母にドッキとした。確かに初めて見る寝支度をした
義母の格好だった。パジャマに薄手のカーデガンを羽織っていた。
加奈が使っているシャンプーとかを使ったのだろうが
部屋に漂ってきた香りはどこか違ってた。「今日は飲もうか?」
義母が飲むスイッチを入れていました。
「こう太さん。何か聞きたい事や相談したい事ってないの?」
先の電話ですが、くれぐれも家に来ている事は話さないでください。
それと、今日の所は加奈にまだ言わないでください。
相談事よりも一番いお願い事をしておいた。
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