義母とも別れやることなく帰宅した。
これからの行動計画を色んなパターンで考えた。
しかしいつもの事だったが実行力が無いのが欠点だった。
また一週間が過ぎていた。嫁が不在中の出来事も情報が
無いままだった。週末の夕方だった義母からの電話だった。
「加奈はやっぱり出かけたの?」心配しての連絡だった。
義母から改めて話をしようと声を掛けられた。
何か行動を起こせる方法でも見つかればと思い話をすることにした。
もう少し酒を飲んでいたので車が出せなかった。
義母が家を訪ねて来る流れになった。玄関のチャイムが鳴った。
ドアを開けると義母が何やら買い物袋を手に持って来ていた。
荷物を受け取ると駐車場まで来てくれと頼まれた。
トランクに缶ビールが1箱積まれていた。理由はこれだった。
家に入ると「何か食べたの?」と聞かれた。
義母も察してか、持ってきた買い物袋から材料を取出し
手際よく料理を作ってくれた。 作ってくれた料理を食べながら
晩酌を始めた。何も考えず、お母さんも少し飲みますか?
つい言ってしまった言葉だった。直ぐに、そうだ車で来てくれてました。
すみません。無理ですね。すると義母から思いもよらない返事が返ってきた。
「どうしようかな~飲もうか。少し飲まないと話もしづらいし。」
けど車ですし。帰り困りませんか?「どうしよう。加奈が居ないけど
泊まっていこうか?」これもまたビックリした。
嘘か本当か分からないが、話が終わったら友人の家に行く予定だったらしく
泊まる予定でもあったみたいで着替えのカバンを持って来ていた。
一旦車にカバンを取りに行くと言って部屋を出て行った。
「友達にも急用が出来たから明日の朝に行くって連絡付いたから。」
結局のところ流れで義母が泊まる事になった。 ビールを注ぎ
乾杯をした。初めは差支えのない内容の会話から始まった。
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