同じく顔は写していなかった。ただ光景が物語っていた。
二人で布団を腰まで被った写真だった。ただし二人とも映っていた
写真には着衣が無かった。とにかく画面の画像を私のカメラで撮り
納める事に集中した。家までの帰りは、事故も無く帰れたものだと
思う。信号も守って停まっていたのだろうが気が付けば
家に着いていたのだった。帰宅後は何度もトイレに入った。
嫁も心配して、大丈夫?と言ってきた。一人になる時間さえあれば
納めた写真を確認した。仕事に行っても、帰る途中もだ。
家に着いた時には、私だけが興奮している状態だった。
更に嫁から真実を告白させる事よりも写真を鑑賞しては妄想を繰り返す
日々だった。何度も繰り返し鑑賞した。
推測だが、鏡に映った写真、布団を被った写真はホテルだろう。
他にも写真は有った。どこかの公園だろう。街灯の明かりで楽しく映っている
写真。そんな写真は顔も写っていた。 証拠は無いが、関係を持っていないとは
信じがた写真を見てしまった。こんな事をしない方が良かったのか。
後悔をした時期もあった。
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