9さん、こんばんは。
いつも読んで下さって、ありがとうございます。
でも、軽く言葉責めみたいな質問に聞こえてしまうのは、私の考え過ぎかな?
ちょっとだけ、ドキッとしてしまいます。女の性・・・。言えません。(笑)
そうですか自動車の鈑金されてるんですね。夫の同業の人だったのですね。
冬の作業は厳しいって言っていました。9さんも風邪など引かない様に気を付けて下さいね。
続きです。
朝になってしまいましたが、夫も姿を見せませんし、私も夫の様子を伺う事をしませんでした。夫の言い訳には納得していないし、私が乱暴されていたのを見ていたなんて
とても許す気持ちにはなれませんでした。取り敢えず洗濯と部屋の掃除を始めました。あの忌まわしい部屋に敷いてあった布団は外に干して、
少し勿体無いけれど、乱れてシワクチャになったシーツはハサミで裂いて捨てました。洗っても使う気持ちにはなれないから。私は何かに取り憑かれた様に
掃除に没頭しました。浴室も、トイレも、カトウさんが使用したテーブルの椅子も、とにかく彼の気配を徹底的に消したかったのです。
玄関の掃除をしていた時でした。義父の車が帰ってきました。「ユキちゃん、ただいま。」「お義父さん、運転して大丈夫なの?お酒残ってるでしょう?」義父が酒気帯び運転をして
帰ってきたと思い込み、ちょっと怖い顔をして言うと、「何を言っているんだ?今何時だと思ってるんだよ」義父はニコニコしながら私に自分の腕時計を見せました。すでに10時を過ぎていました。
(えっ?もうこんな時間?)少し前に夜が明けたと思っていたのに、知らない間に時間が流れていました。「どうだった?昨夜は楽しかったか?ヒロシはまだ寝てるのか?」何も知らない義父の言葉、
いつもと変わらない優しい言葉に、私は涙が込み上げて来るのを止める事が出来ませんでした。私の様子に驚いた義父は、「なんだ、ケンカでもしたのか?珍しい。どうせヒロシが悪いのだろう。」
義父には本当の事は言えない。言ったら完全に家庭崩壊になってしまう。真面目な義父の性格を考えれば、夫の会社に乗り込んで行くかも知れない。
私は「お義父さん、大丈夫よ。大したことない。急いで掃除を全部終わらせるから待ってて。その後お昼の支度するから。」私はその場を何とか誤魔化して
掃除を続けました。お昼ご飯の用意が出来たのに夫は姿を見せませんでした。(きっと深く反省しているふりをしているんでしょう)私は夫の性格を知っているので
夫が反省の態度を示して、私が許すのを待っているものだと思っていました。許せないと思う反面、義父との生活も有るので、このまま不自然なままでは居られない。
そう考えた私は、夫の態度次第で、少し歩み寄る事も必要ではないかと思い、夫と話す事を決め、夫の居る部屋の戸を開けました。夫は布団の上に座ったまま、外を見ていました。
「ヒロ君、少し話さない?」夫はゆっくりと私の方を振り返り、「うん、俺も話したい事が有る。」私は、また夫が何か都合の良い言い訳をするのだろうと思い、甘く見られない様に、
険しい表情を意識しながら、「あなたが話したい事を先に言ってよ」促してみたら、驚くほど素直に「うん、それじゃあ言うよ」そう言って話し始めました。「俺、あれからずっと考えていたんだ。
ユキに対して俺がした事。冷静に考えれば絶対に許せないと思う。あの時、お前は本当に怖かっただろう。辛かっただろう。俺に助けを求めたんじゃないかって。そう考えると取り返しのつかない事をしたなって」
やはり思った通り反省の言葉でした。私はここで気を緩めてはいけないと決め、「だから何?」と、不愛想に言いました。夫は「もしもだけど、俺がここで百万回謝ったとして、その結果ユキが許してくれたとするだろう?
だけど時間が経ったら俺、また同じ事を考えると思う。もう妄想なんかじゃ無い。昨夜のユキと工場長の事を思い出し、お前が言った自己満足だけの俺に戻ってしまう。だから、だからさあ、
俺たち別れよう。これ以上お前を傷付けられないし、俺は普通の男には戻れないんだよ。本当にごめん。一生懸命に働いてさあ、お前にいい人が出来るまで償うよ。だから別れてくれ、許さなくてもいいから
恨んでもいい。傷つけてごめん。ううう・・・・・。」夫は号泣してしまいました。とても演技とは思えないくらいに。何より予期していなかった夫からの別れの言葉に私は激しく動揺してしまいました。
そして気付いたのです。(嫌だ、別れたくない。私は本当にこの人を愛している、私から離れないで、お願い、離さないで)泣き崩れる夫の背中にすがり付き、私も泣いていました。「ヒロ君、頑張ろう、もう一度
やり直そうよ二人で。」あんなに許せなかった夫なのに、現実に別れが来ると思うと、私にはその別れを受け入れる勇気が無かったのです。大好きな人だから。
結局、お互いが愛し合っているという結論、でなんとか修復できたのですが、少しぎこちないというか、夫の方が私に遠慮している感じの生活が始まりました。
幸い、私も後日、予定通りに生理がきて、妊娠の不安は消えました。生理が終わっても夫は夜の生活、つまりセックスを求めてきませんでした。私に遠慮しているのは分かっていました。
そして、ある日の夜、私から誘ってみました。「ヒロ君、しよう・・・。」夫は「えっ、いいのか?」夫の表情に私は笑ってしまい、「私がして欲しいの」そう言って夫を抱きしめました。
夫は「ちょっと待って」そう言うと箪笥の引き出しからコンドームを取り出しました。何も変わらない以前からの夜の習慣です。夫はとても興奮していて、私の首筋から両乳房を舌で丁寧に
愛撫してくれ、私は愛する人に抱かれる悦びを感じていました。ところが、今まで夫は殆ど私の陰部に指を挿入する事なんかなかったのに、
執拗に指を挿入しようとするのです。(違う、ヒロ君、カトウさんに影響されてる)夫の性技はカトウさんを模倣しようとしていたのです。「ユキ、気持ちいいかい?
ユキ、どこがいい?ユキ、舐めるよ、ユキ、ユキ・・・」夫は今、あの夜の事を思い出し私を抱こうとしている。私はどうしたらいいのか、ここで怒ったら再び夫は落ち込む、動揺しました。
夫は私の陰部に指を挿入したまま、私にキスをして、耳元で囁いたのです。「ユキが奴に抱かれてる姿、激しく突かれている姿、ユキのあの時の声、良かったよ。凄く良かった。
俺はそんなユキを見ながら、何度も発射したんだ。ユキは綺麗だ、最高だよ」触れてはいけないと思っていた夜の出来事を、夫は興奮しながら言葉責めをしてきて、
陰部に挿入された指の動きは激しさを増した。その状況で私は今までとは違う異常な興奮を覚えてしまった。体格の良い中年男性に犯されながら、何度も絶頂を迎えている私の姿を
最愛の夫が隠れて見ている。その情景が頭に浮かんだ時、私は初めて夫の指で絶頂感に達した。私の中で何かが変わり始めたのです。
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