9番の(無名)さん、10番の読者さん、とても優しいメッセージを頂き、ありがとうございます。
書いていて励みになります。これからも宜しくお願いします。
続きです。
家の敷地内は真砂土になっているので、人が移動すると(ジャリジャリッ)って感じの音がするのです。その日は網戸にしていたので、確実に人の気配を感じました。(誰だろう、まさかお義父さん?いや、ヒロ君?誰・・・?)私は覗かれているかもしれないという不安に襲われてしまいましたが、直後に下半身を激しい快感が
押し寄せてきました。カトウさんが私の一番敏感な場所を再び露出させて舐めてきたのです。正直に言うと、私は彼の指責めを執拗に受けていた最中、数回絶頂を迎えていました。だけど好きでも無い人にそれを悟られたくなくて、必死に我慢していました。とても苦しく、辛い状況です。好きな人が相手なら、身体全体で素直に応じられます。
声だって押し殺す事も無いのですから。だけどこの人は、経験が豊富なのか分かりませんが、的確に私の感じる場所を責めてきます。頭の中では覗かれている恐怖も有りますが、彼の舌技がその恐怖心をかき消す程、快感の波を送り続けてきました。私は耐えきれず、「もう止めて、止めて下さい、ダメです、ああぁぁ・・・」彼の舌から逃れようと
腰を振って抵抗しました。「じっとしとけよ。奥さん、耐えられないないんだろうけど、アンタもう何度もイってるだろ?」見事に見透かされていました。あんなに必死に我慢していたのに・・・。続けて「どうせなら割り切って思いっきり乱れろよ、まだまだこれ以上にイカせてやるからさ」私は何を割り切れと言うのか、彼の言う言葉の意味が理解出来ませんでした。
そもそも親しく話をしたのはこの日が初めてで、ほぼ初対面に等しい間柄です。だけど、そんな人に自分の身体が極度の絶頂感を味わってしまったのも事実。でも私は極限まで我慢しようと決めていました。割り切れるはずがない。彼の責めが再び始まりました。今度は膣内に指を挿入してきて、動かしながら私の突起を舐め始めました。(あああ、苦しい、叫びたい、
もう止めて、あああぁぁ・・・)心の中で叫びながら、シーツをたぐり寄せ、腹筋だけでなく体中が痛く痺れる程の快感に耐えていましたが、限界はすぐにやってきました。「もうダメ、ダメ、ダメ、頭が変になりそう、あああ、ううぁぁぁ・・・」私は悲鳴に似た声を上げてしまいました。でも彼は止めてくれなくて、何度も絶頂を迎えてしまいました。
一度絶叫を上げてしまえば、もう私の自制心も崩壊したも同然で、その後も歓喜にも似た声を上げてしまいました。やがて彼がぐったりとした私の頬を軽く叩いて、「それじゃ、今から一緒にイクか」そう言って全裸になりました。お世辞でも言いたくは有りませんが、彼の肉体は鍛え抜かれた若者の様に筋肉が隆起し、年齢とは相応しくない見事な体形でした。
一目で分かる程限界まで勃起したペニスは、私の膣内の奥まで一気に潜り込んできました。「痛っ」そう声が漏れる位の勢いでした。
少し話が逸れますが、私は今まで夫を含めて男性経験は3人です。信じられないかもしれませんが、結婚前の過去の2人の男性はとても優しく、絶対に望まない妊娠はさせないという理由で(2人共)セックスの際には必ずコンドームを使用してくれました。冒頭に書いた夫の希望で妊活をしていないという理由は、夫が子供を望まない事なのです。ですから、交際中も含めて
結婚後も夫とのセックスは必ずコンドームを使用しています。これに関しては夫はとても神経質で、体外の射精でもそれに至るまでの性交で妊娠する可能性が有るという理由で、コンドームが無い時はセックスはしません。私もそれが当たり前の事の様に応じていました。そんな訳で、私は生身の男性器を受け入れたのはこの時が初めてでした。
正常位で受け入れた私の体は、この時すでにこうなる事を待ち望んでいた様に、彼が動かす腰の動きを確かめると同時に、膣内で彼の刺激をしっかりと感じていました。そして理性もなにも無くし、喘ぎ声を発しました。巧みな彼の腰使いは、やはり年齢からして経験の差でしょうか、夫や過去の男性とは比較にならない程の絶妙な動きで、私の目には涙が滲んで来るのが分かりました。
快感で涙が出るなんて初めての経験です。更に彼は私の両脚を抱え込む感じで、より深い位置まで入ってきました。子宮口をズンズンと突かれる度に、脳内が痺れる感覚で、足の指にギュウっと力が入るのが分かります。更に動きが加速して強く突かれると、私は無意識に彼の首に手を回し、しがみ付いて押し寄せる快感に耐えていました。そして、「このまま出すぞ」拒む間も無く
私の中で射精しました。初めての射精を受け止めながら、私はやるせない脱力感に言葉を失っていました。彼は射精が終わるまで動きを止めず、射精が終わるとようやく私の体から離れてくれました。私の顔を覗き込み、「泣いているのか?」と、問いかけましたが、私は答える気にもなれず
ましてや、これが快感の涙などと言えるはずも有りません。彼は「もうすぐ代行が来る、もう1度シャワーを使わせてもらうぞ」そう言って浴室に向かいました。壁掛けの時計を見ると2時30分を過ぎたところでした。
私は全く動けない状態でそのまま乱れたシーツの敷かれた布団に横たわっていました。そして次第に悔しさの涙が溢れてきました。(私はなんて弱い女なんだろう)快感の余り彼に身を委ねた事、事情はどうあれ夫を裏切った事実、カトウに対する憎しみ、色んな感情が込み上げてきました。
その時また、外で(ジャリッ)と音がして人の気配がしました。私は快楽に溺れている間、この気配の事を完全に忘れていたのです。
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