次の朝、私は何事もなかったかのように普通に会話をし
朝食を取り仕事に出かけます。
私「行ってきます」
妻「いってらっしゃい…あっ」
私「ん?なに?」
妻「私、テルくんには連絡しないから」
・・・・
私「…好きにすればいいよ」
連絡しないと言っても買い物で会う事もできる…
連絡しないと言っても向こうから連絡が来るかもしれない…
私は「あなたの人形じゃない」
という妻の言葉。それについて妙に納得もしていました。
しばらく何も考えずに過ごす事にしました。
・・・・・
〈1ヶ月以上が経ったある日〉
ポ~ン
テル『こんにちはテルです。その後どうしていますか?』
私『ご無沙汰してます』
テル『喫茶店でご主人と話して以来、奥様にメールをしても返事がありませんし、ご主人からも連絡がなかったので…ずっと気になっています』
私『(本当に連絡取っていないのか…)買い物は?』
テル「毎日、通っていますが奥様を見かけなくて…違う所で買い物をされているのでしょうか?』
私『私は指示していませんよ』
テル『そうですか』
私『追いかけると逃げられますよ。しばらくは大人しくしておいたらどうですか?』
テル『はい、わかりました』
私『何かあれば連絡ください。私も連絡させていただきますので』
テル『はい。よろしくお願いします』
喫茶店で会った後、妻が私にテルとエッチした事を白状した等、何も伝えていないのでテルにとっては訳がわからない状態だと思います。
私は次の事を考えていない訳でもなかったのですが嘘をついた罰として、しばらくは、こちらからテルに連絡するつもりはなく放置していました。
〈数日後〉
その晩、仕事の客先から高級な焼酎をいただいたので妻と飲んでいました。
私「最近、テルくんから連絡があったよ」
妻「えっ……わたし連絡してない。」
私「わかってるよ。みきから連絡がないって寂しそうだった」
妻「…」
私「実際に寝取られてみて、どんな感じなの?」
妻「あなたのが…凄かった」
私「あぁ、すごい勃ったね笑。いや、そうじゃなくて…テルくんの事は?」
妻「…」
私「大丈夫。正直に話をしてくれたら」
妻「どうしてるかな?…とかは考える」
私「彼氏みたいな感覚?」
妻「そうじゃないけど…わかんない…」
私「彼、男前だもんねぇ。若いし」
妻「ちょっとくらいは気にはなるけど…そんなに。」
私「会いたい?」
妻「ん~別に。」
私「エッチしたい?」
妻「それはないかな」
私「エッチした時の感覚とか覚えてるものなの?」
妻「どうだろ…あんまり」
私「ふ~ん(まったく心の中が読めないな)。次、メールきたら返事してあげたら?」
妻「…」
返事を待つこともなく別の話に切り替えます。
それなりにイケメンで好意を寄せてくれる男。
私以外の男に初めて抱かれた妻が何とも思わないはずはありません。
私としても、あれからしばらくご無沙汰だった事もあり愚息もウズウズしていました。
続く
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