恭子はグーパンチ男と手を繋いで歩いていました。
やがて繋ぎ方が両手の指を交互に絡ませる恋人つなぎになったのです。
まるで熱々の年の差カップルのように寄り添う恭子でした。
グーパンチ男が立ち止まりました。恭子も立ち止まります。
探偵A「タクシーかな?車来てる?」
探偵E「ドライバーEです。スタバってます」
探偵A「タクシー乗りそうだから、俺以外は乗ってって」
探偵達「了解」
後ろを振り返りながら恭子たちは相変わらず恋人つなぎをしながら歩いていました。
何度も振り返っているところを見ると探偵が言うようにタクシーを探しているように思えました。
ようやくタクシーが来たようです。グーパンチ男より手前にいた恭子がタクシーを見つけた様で手を挙げました。
タクシーが恭子たちの前で止まりました。
午後8時40分 当該人 男性1名とタクシー乗車
恭子を先にタクシーに乗せ、後からグーパンチ男がタクシーに乗りました。
後ろに付いた車から、その映像はしっかりと撮影されてました。
探偵Aが乗ると同時にタクシーも発進しました。
探偵車もタクシーの後をつけて行きます。
どこへ行くのか?流れ的には・・そんな感じでした。
タクシーに付かず離れず絶妙な車間距離で追跡していきます。
探偵D「わかった」
突然、Dが声をあげました。
探偵D「左、曲がりますよ。左」
探偵C「そうだそうだ、僕もそう思います」
探偵A「左に行く?なんで?」
探偵D「ここの左一帯、●●のラブホ街ですよ、ラ・ブ・ホ街!」
探偵A「もしラブホの前に止まったら、タクシー追い越して止まって、いい?」
探偵E「了解、追い越して停車」
タクシーが左ウインカー出しました。
探偵達「左、曲がる!」
しかし、タクシーは左ウインカー出し、減速して一瞬左にハンドルを切ったかと思ったのですが、直進していきました。
探偵A「どうした?あ~、一方通行だ」
タクシーが曲がろうとした道は一方通行だったようでした。
次の交差点でタクシーは再び左にウインカーを出し曲がりました。
曲がった道の両サイドともラブホが並んでいました。
その道をタクシーは進んで行きました。
探偵A「ラブホ前にタクシー止まったら1回抜いちゃってね」
再度Aが念押しの様に指示しました。
探偵E「了解」
しかし、タクシーはラブホ街を抜けてしまったのでした。
探偵A「なんだよ、どこ行くんだよ」
探偵D「あそこで決まるかと思ったんですがね~」
ラブホ街を通り過ぎたタクシーに恨めしそうでした。
そして、タクシーが辿り着いた場所は、恭子の自宅マンション前だったのでした。
それは、私の自宅でもあります。
午後9時25分 当該人 タクシー降車し帰宅
恭子がマンションへ入る映像
恭子が部屋へ入る映像
この日も恭子の決定的証拠はつかめませんでしたが、不倫疑惑は一層強まりました。
続く
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