乱れて顔にかかった前髪を振り払おうともせず、妻はベッドの上に四肢を投げ出し横たわっていました。
二人とも、既に全身を汗で光らせ肩で息をしています。
田中君がゆっくりと妻の蜜壷から指を引き抜きました。彼の指は、妻の愛液でぬらぬらと照り輝いています。彼は、その指を目の前にかざしたかと思うと、自分の口に含み妻の蜜を舐め取りました。
「いやだ」
妻が恥ずかしそうな笑みを彼に向けてそう言いました。
「おいしいです」
妻の手料理を口にした後と同じように、満足そうな笑みを浮かべた田中君が言いました。
「ねぇ」
潤んだ瞳でそう言う妻の右手には田中君の怒張が握られています。
「きて」
その言葉に弾かれたように、彼は枕元にあらかじめ準備してあったXLサイズのゴムを掴むと、乱暴に袋を引き裂き巨大なペニスに被せました。
「ゆっくり、優しくね」
「はい、奥さん」
田中君ははちきれそうなほどの筋肉に覆われた両腕で妻の太ももを抱え上げると、ゆっくりと彼女の両足を開きました。深く息を吐くと自身の中心にそそり立つ凶棒に右手を添え、
その先端を妻の秘部にゆっくりと近づけていきました。
私はいつの間にかベッドから降りてすぐ脇の床に跪き、これ以上ないほど目を見開いて食い入るようにその光景を見つめていました。妻が始めて他人棒を口にする瞬間の興奮もすごかったのですが、その比ではありません。心臓の音はうるさいほどに高鳴り、めまいを感じるほどでした。
ついに目の前で、野獣の猛り狂った欲望が妻を貫きました。
「うううっ」
大きく顎を上げ、顔を後方にのけ反らせる妻。
巨大な杭が妻の陰部を無理やりこじ開け押し入っていく様に、メリメリっという音が聞こえたような気がしました。
「ああ、うううっ」
妻は明らかな苦悶の表情を浮かべ、両手でシーツを握りしめています。
「ああ」
田中君は悦楽の声をあげながら、妻の様子などおかまいなしに腰を激しく動かし始めました。
「うううっ、だめ、痛いっ」
妻が壊される。そう思った私は止めに入ろうとしました。
しかし、田中君の肉体が発する圧倒的な迫力に気圧され体が動きません。
「あああ、奥さん、いい、すごくいいです」
「だめ、田中君、やめて。ほんとに、ストップ」
妻が発した声の切実な響きに、はっと我に帰ったように田中君は動きを止めました。
「だめよ、田中君。これじゃ、だめ」
「ああ、すいません」
「いいのよ。いいの。ただ、さっきも言ったでしょ。もっと優しくして、ね」
「はい」
再び、猛獣使いの本領発揮です。
「一回、抜いてくれる?」
田中君は妻に言われるがまま、肉棒を引き抜きました。
ベッドの上に座りなおし、向かい合いながら彼の巨根に手を添えて妻は諭すように言いました。
「田中君は、自分のものが少し立派すぎることを知らないといけないわ」
「ああ、はい」
「こんなに大きいので力任せに突かれたら、大抵の女性は気持ちよくなるどころか、苦痛しか感じないまま終わっちゃうの」
「そうなんですか、だから」
「そうよ、あなたと彼女がうまくいかなかったのも、多分それが原因じゃないのかな。彼女は、体は大きいほうなの?」
「いえ、奥さんに比べたら小さいです」
私は、数ヶ月前に教務室に訪れた高橋美佐君のことを思い浮かべていました。あの後、彼から聞いた話で、彼女が彼のお相手であることを確信していました。
そして、彼女の細く華奢な体つきを思い出すに至り「確かに、彼女の体に田中君のものでは、下手したら傷害罪だよな」と心の中でつぶやきました。
「そうでしょう」
「でも、奥さんは結構、こう言っては失礼かもしれませんが、女性にしては大きいほうですよね。それでもああなっちゃうってことは、僕に普通のセックスなんて無理ってことなんじゃ?」
「大丈夫よ。それを今から教えてあげる」
「ほんとですか?」
「ほんとよ。あら、でも、すっかり元気がなくなっちゃったわね」
会話の間も妻が擦りつづけていたにも関わらず、彼のペニスは固さを失っていました。それでも、私が勃起したときよりはるかに大きいのですが。
「すいません」
「いいのよ、不安にさせるようなことを言った私も悪かったわ」
そう言うと、妻は田中君の胸を突いて押し倒し、力を失った肉棒からゴムを外しました。そして、左右に開いた彼の両足の間で四つん這いになると、右手でしごきながら舌を這わせ始めたのです。それは私にもしてくれたことはないのではないかというほど、巧みで淫らなフェラチオでした。裏筋に肉厚の唇で吸い付いた後、フルートを吹くように唇を上下に滑らせたり、巨大な亀頭のくびれに舌を突き出すようにして這わせたり。そうかと思うと亀頭の先端の尿道口に舌を突き入れて激しく舐めまわしています。その表情に、先ほどまでのような固さはすでにありません。ふん、ふん、と鼻を鳴らし巨大なペニスに舌を絡めながら、上目遣いで田中君の反応を楽しんでいるようにさえ見えました。高く突き上げた豊満なヒップを左右に揺らしながら屈強な若者の股間に顔を埋める妻の姿は、これまでに見たどんな姿よりも淫靡なものでした。
「ああ、奥さん、気持ちいいです」
田中君が、女性のような声を上げて首を反らせます。
「もう固くなってきたわ。やっぱり若さってすごいわね」
聞き覚えのある言葉でした。実際、彼女の言葉通り、彼のペニスは妻の舌戯によって瞬く間に先ほど以上の欲望をみなぎらせていました。
「奥さん、僕、もう」
「まだ、だめよ。いくときは私の中で、ね」
妻は彼のペニスから唇を離すと、新しいゴムの袋に手を伸ばし、それは田中君に向けて差し出します。そして、彼がゴムを装着したのを見届けると、ベッドに体を投げ出すように仰向けに倒れこみました。右手を差し出し、彼の顔を見上げながら言いました。
「早く、入れて」
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