私は嫁にも平常心を装いました。
もう一日、帰りを遅らせる事を嫁に伝えました。
そして、翌日の夜は沙織からＡさんに連絡をするように伝えました。
連絡内容、Ａさんとのやり取りは転送させました。
・Ａさん今夜は家に居ますか
・居るよ
・家に来れますか？
・今日も帰って来ないの？
・はい。夜は9時から待っています
・本当に行ってもいいの？
・色々話もしたいです
嫁の誘惑でした。私は条件を付けました。
Ａさんが来て状況を見て電話をしてくること。電話はそのまま切らない
私は近くのホテルで滞在しました。9時を過ぎＡさんが来たとのラインでした。
嫁からは、７時頃には一度電話がありました。「ごめんね。また今から
飲んでもいい？」でした。沙織が納得するならいいから。
嫁から着信でした。二人の会話は十分聞こえました。
まだ何も感じないない二人の会話が続きました。嫁が片付けをするねという声でした。
嫁なりに状況を教えてくれる言葉が聞き取れました。
Ａさんが「本当に帰って来ないの？」「帰るのは明日の昼」嫁も
Ａさんに答えていました。「昨日は急だったからドキドキしたし、
ごめんなさい。」「昨日はドキドキって今はドキドキしていないの？」
・ドキドキしてる。触っていいよ。ね、ドキドキしてるよね
明らかにＡさんの手を胸に当てらせたでしょう。
・どうしようか？後で家まで行けばいい？
・分かった。汗でも流して待ってるな
Ａさんが家を出て行ったようでした。嫁も電話を取り
私に話してきました。「これでいいよね。今からシャワーをしたら行くよ」
一旦電話を切りました。昨夜とは違い、沙織とＡさんの会話と声が聞こえる。
一旦電話を切ったものの今から私が経験するであろう出来事を想像するだけで
狂いそうな興奮をしました。沙織から着信でした。小声で
「今からＡさんの家に入ります」そう言うと戸を開ける音が聞こえました。
・もう一度、少し飲むか？
・飲みます。
沙織とＡさんのリアルな会話が聞こえてきました。
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