「すごい、すごい、すごい」
私との行為ではあまり耳にしたことのない喘ぎ方です。
トシさんの腰の動きは年下とは思えないほど巧みでした。
ゆっくりとしたピストンにも強弱があり、浅く、深く、時に掻きまわすような動きを加えたり。
少し動きが弱まると、妻は私のを咥え直してくれるのですが深く突かれたり、掻きまわされると咥えていられなくなり善がらされてしまいます。
「あなた、ハァ、こんなの、ハァ、初めてっっ」
子供が出来てからは「あなた」と呼ぶことの殆どなくなった妻が、息を乱しながら叫んでいます。
私の寝盗られ願望をこれでもかと刺激してくれる光景です。後頭部に軽いしびれを覚えるほど私の興奮も絶頂を迎えていました。
妻は咥えることができなくても、私のペニスから右手だけは離さずにいたのですが、とうとう状況が一変します。
トシさんのピストンが目に見えて激しくなってきました。
これまでの余裕に満ちた動きではなく、若い欲望を妻の裸体にぶつけるような荒々しさです。
妻の様子も明らかに変わってきています。
喘ぎ声は今やほとんど絶叫に近く、あまりの激しさに腰を引こうとするのですがトシさんが両手でがっしりと妻のヒップを掴みそれを許しません。
「あなた、ハァ、ごめんなさい、わたし、ハァ、またイッちゃうーーー」
今日何度目の絶頂なのか、妻も私もわかりません。
トシさんはもう私の様子を伺うことはありません。長い髪を振り乱しながら行為に没頭し始めているようです。
とうとうトシさんの下腹部と妻のヒップがぶつかり合うパンパンという音が室内に響き始めました。
妻はとうとう私のペニスから手を離し、枕に顔を埋めます。
「ああああああ、イク、イク、イク、だめーーー、またイッちゃうーーー」
これがイキっぱなしというものなのでしょう。
初めて目にする妻の姿に私は圧倒されるばかりです。
私ならとうの昔に果てているでしょう。
トシさんは尚も攻撃をゆるめません。
「すごい、すごいよ、壊れちゃうよーーー」
妻の声は絶叫から泣き声に変わりつつあるように聞こえました。
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