肩で息をするほど困憊した私は、しかし充実感に満たされ妻の中から自分のモノを引き抜きました。
ゴムを外すと、近年では見たこともないほど多量の精子が放出されていました。
そのままベッド脇のソファに腰を落とし、しばし呆然自失の私。
「ご主人、いいですか?」
トシさんの声に我に帰りました。
ベッド上ではあおむけになった妻と、その両足の間に腰を下ろし既にゴムを装着したトシさん。
事前のメールでの打ち合わせ通り、最終確認をまずは私に求めているのです。
ボーっとしてる場合ではありません。遂に待望の瞬間が目の前に訪れようとしているのです。
頷く私。
それを確認したトシさんは視線を妻の方へと向けます。
妻は顔を私の方に向けたまま、小さくゆっくりと頷きました
これは後になって分かったのですが、トシさんは自前のゴムを持参していました。
既製品では合わないので毎回用意するのだとか。
それほどの巨根に今、妻が貫かれようとしています。本当に「どうなっちゃうん」でしょう。
正直後悔の気持ちもあったと思います。
しかし今更後戻りはできません。
私は夢遊病患者のようにおぼつかない足取りで立ち上がり、ベッドの脇の床に跪きました。
挿入の瞬間と妻の表情が一番見やすい場所へ。
それは驚くくらいあっけなく、そしてその後の妻の反応にさらに驚かされました。
ゆっくりと腰を沈めるトシさん。
ミリミリと音を立てるのではないかと思うほど妻の陰部が広がっていくのが分かりましたが、それはみるみる妻の中へと埋まっていきます。
妻は眉間に皺を寄せ、声にならない絶叫を上げています。
次の瞬間、詰めの口から信じられない言葉が。
「…あ、あっ…あ…っく…。イク…。」
なんと、妻は唯の一回のピストン運動もなしにイかされてしまったのです。
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