先に部長に言うなんて。。。
そういうモヤモヤは残ります。
部長の子か自分の子か、どうしても確認したく、妊娠週数、夫婦生活の記憶、部長が妻と会った日などの点を繋ぎ合わせました。
その結果、部長の子の気がします。
「タイミング的には、部長の子供だと思います…」
「そうか」
「一つ確認させてください。妻を愛しているのですか?」
「愛しているな。そうじゃないとセックスはしない。だが、真理と結婚する気はない」
「なぜですか?」
「昔、真理に結婚したいと言われたことはあるが、断った」
「なぜですか?」
「俺が結婚不適格者だからな。一人の女じゃ飽きる。浮気したらその女を不幸にするだろ?」
「…」
「聞きたいのはそれだけか?」
「経験豊富な部長なら、こうなる結論は分かっていた気がするのですが…」
「そうだな」
「どこまで分かっていたのですか?」
「セックスの時、オリモノの粘度で排卵が近いと何となく分かる」
「…」
「真理は俺に安全日だから、と言ってたよ。騙されてやるのも大人だ」
「…」
「お前は分かっていると思うが、真理は良い女だ。そんな女が種付けしてくれと言ってくる。断る理由はないだろ?」
「…」
「それに危険日に奥で中出ししてやると幸せそうな顔をする。」
「…」
「一応言っておくが、真理はお前のことを愛していると言ってた。お前と添い遂げたいそうだ」
「それなのに、子種が部長って…」
「じゃ、別れろ」
「え?」
「それが良いだろ?悩んでいるならそれが良い」
「別れませんよ」
「どっちにするんだ?」
「別れませんよ」
「なぜ?」
「妻を…妻を愛しているので…」
「なら、ちゃんと結論出ているだろ」
「…」
「結論通りにしておけ」
「一つ、約束してください」
「なんだ?」
「もう、妻と子供を作らないで下さい」
「分かった」
「本当ですか?」
「真理も2人で終わりって言ってたよ。3人はいらないと」
「初耳です…」
「そうか」
部長からは、子供が産まれた後に父子検査をしてくれる約束を取り付けました。
賛否があるのは分かっています。
お腹の中の子は部長の子かもしれません。
でも、私は、妻を愛していますし、部長の種だったと分かった子供にも愛情があります。
血の繋がりだけが家族じゃないと思っていますので、墓場まで守っていくことに決めました…
今日も、妻と子供の笑顔を見て、幸せを感じています。
駄文、失礼しました。
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