検査の結果が出るまで、2週間ほど待ちました。
待っている最中、自分の子であって欲しいと思う反面、多分、部長の子だろうというあきらめもありました。
ついに、結果が来ました。
部長と会議室に入りました。
部長が開封し、検査結果を見ました。
私の子の確率 :ゼロ%
部長の子の確率:99.9%
間違いないか、何度確認しても、部長の子でした。
涙目の私を気をつかってか、部長が一言。
「俺の子だったが、真理はお前を愛している。だから今も結婚生活を続けている。このことは墓場まで持っていけ」
「…」
「分かったな?」
「…」
「どうするつもりだ?」
「墓場まで持っていきます…自分の子供ですから…」
その日、帰宅すると、妻から元気がないんじゃない?と言われました。
そんなことないと言いましたが、いつもと違うのが分かるのでしょう。。。
さすがに妻を責められません。
言えば破綻するのが分かっています。
部長に苦しい胸の内を明かしました。
「時間が解決する。そういう言葉もあるんだからしばらく考えてみるのが良いかもしれない」
そう言われ、そうすることにしました。
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