嫁には、もしもその気になったなら場所を移動するように
伝えました。私が隠れている場所を教えました。公園の散歩道が
ある側の駐車スパースに前進方向で車を停めるように指示しました。
嫁との話も終わると、嫁が車のエンジンをかけたのが
ブレーキランプの点灯で分かりました。さーどうするのかと思うと同時に
男の車が先に動き出しました。男の車は駐車場の出口に向かい走って行きます。
遅れて嫁の車も走りだしました。私は、帰って行ってるな。
一旦言われた場所に行くね。そう言って嫁は話の意味が変わりましたが
私が隠れている所までやって来ました。茂みから立ち上がり嫁の車に
近寄ろうとした時でした。出口まで行った男の車がユーターンして戻って
こようとしていました。私は一旦切った電話を急いで嫁に掛け直しました。
戻ってきてるぞ。その一言を伝えるのが精一杯でした。
思った通りでした。戻って来た男の車は嫁の車の横に停まりました。
私は散歩道の一段上に隠れる場所を陣取りました。
少し下を見下ろす状態でしたが、幸いにもフロントガラスから
嫁の姿がよく確認できました。顔は少し見え隠れする角度ではありました。
男が助手席側に座り直すと開けた窓から嫁の車に向かって何か声をかけています。
さっきと同じく、男の声が良く聞こえてくるようになりました。
その後、嫁の車のエンジンも切れライトも消えました。
どれだけ窓を開けたのか分かりませんが、窓を開けてからエンジンを切った
のは察しがつきました。降りて行くぞ、いいよな?男の声でした。
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