私は車の中に戻ってシャツを脱いだまま脱いだシャツで顔を隠して
色々と想像してごらん。と仕向けました。嘘の報告をしつつも
私に指示に近い行動を嫁はとっていました。嫁はまた遊具の中に
入って行きました。そのままラインもないまま時間が経ちました。
その時でした。まさかと思う偶然的な出来事が発生しました。
それは、嫁が中居る遊具の外に一匹の野良犬が現れたのでした。
動物なので何も気にせず遊具の外をウロウロしていました。
野良犬では有りましたが、遊具の外でガサガサという音は嫁の耳にも
聞こえていたと思います。暫く様子を伺いました。すると嫁からラインが
送信されてきました。どうしよう?外に誰か居るよ。どうして分かるの?
姿は見えないけど足音がしたから。本当に人が近くに居るのか?
車のロックはしているんだろ?勇気を出してか確認してみろ。
どうやって確認したらいいの?車のライトを点けるとか、少し車を動かして
みるとかして確かめてごらん。当然ですが、嘘をついていた嫁には私が伝えた
方法など出来る訳もありませんでした。何か色々とやってみるよ。
返って来た返事でした。野良犬は遊具の周りをまだうろついていました。
そして嫁の言っていた色々試してみるよという方法がこれなのかと思うような
展開を見せてくれました。ログハウス的な遊具の隙間から1本の細い紐が出てきました。
その出された紐は釣り糸を垂らしたかのような動きをしていました。
小刻みに上下に動いていました。時折、そよ風に吹かれて揺れていました。
どう見ても野良犬を誘っているような動きでした。やはり犬も気付いたようで
揺れている紐に飛びつきました。紐の先を口に咥えて引き抜こうとしていました。
それでも一向に紐は引っ張られたままでした。手で持っているなら手を離せばいい
はずでしょうが、その状況からして私は、乳首に結んだままの状態で紐を外に
出したのではないかと想像しました。こんな状態が本当に人だったらどうするのだ?と
なおさら嫁の無知な行動に驚きました。もしくは、無知ではなく合えてそうした
行動をとったなら、それはもう理性が崩れているとしか思えませんでした。
そん最中だというのに、嫁からまさかのラインが送られてきました。
ビックリするどころの状況ではありませんでした。今ね凄いの。
やっぱり外に人が居たの。車の窓ガラスを少し開けたら手が入って来た。
ごめんなさい。窓に近づけて触ってもらっれいます。でした。
嫁は、どこまで今の現実を理解して報告してきているのか私には
まったく読み取れませんでした。こんな事が現実になった時は間違いなく
餌食になると、私にも嫁に対する心配な気持ちが一瞬芽生えました。
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