ナンパされてから二日後の金曜日朝、翔君から「今日は会社の○○らと飲みに行くから夜御飯なくていいよ」と言われ、私は「うん、わかった。じゃぁ夜御飯は何か一人で済ませておくね(笑)」と伝えて出勤。
仕事を終えていつものように駅へ向かって歩いていると「お姉さん!こんばんは!」と声をかけられました。
振り返ると、この前の男の子。
男性:「今日も今お帰りですか?」
私:「うん・・・そうだけど・・・」
男性:「やっぱりお姉さんが歩いてるとモデルみたいで目立ちますね(笑) 直ぐに見つけちゃいます(笑)」
私:「やだぁ、そうやっていつも女の子に近づいていってるんでしょ!(笑)」
男性:「いや、僕は本当に綺麗だなって思った人にしか声掛けないですよ!(笑顔)」
私:「本当にぃ~?(笑顔) でもこんな既婚者オバサンに声かけても何も良いことないよ! もっとあなたにあった若い可愛い子に声掛けた方がいいよ!(笑)」
男性:「そうですよねぇ(笑) でもお姉さんを見つけてしまうと、何故か声掛けちゃいます! お姉さんとお喋りしたいなぁ~って思って、何もないのに声掛けちゃうんですよねぇ(笑顔) 大人の女性の魅力ってやつですか?」
私:「やつですか?って私に聞かれても分からないよぉ(笑) 面白い人だねぇ~(笑)」
男性:「そっ!そりゃぁそうですよねぇ!(笑) 本人に聞いてどうするんだ!って話ですよね(笑) この後、今日も帰って御飯作らないとダメなんですよね?」
私:「えっ!?うん・・・今日は・・・うん・・・」
男性:「あれっ?もしかして今日は時間空いてる!?とか・・・?」
私:「えっ!?あっ!?まぁ・・・」
男性:「えっ!マジっすか?(喜顔) じゃぁ今から御飯とか誘っていいっすか?(笑顔)」
私:「あぁ・・・まぁ・・・うん・・」
男性:「やったぁっ!マジですか!?ホント嬉しいっす!(満笑顔) じゃぁ何行きましょうか?好きな物言ってください!」
その男性の心から嬉しそうな喜んでる笑顔に私はヤられてしまい、結婚してから初のナンパに浮かれて、御飯に行くことになりました。
男性は若いのにも拘わらず、直ぐにお店を決めて、予約して、少し前を歩いてエスコートしながら店まで連れて行ってくれました。
お店は個室居酒屋みたいな所で、他のお客さんも気にせずお喋りが出来る、ちょっと静かな感じのお店に連れて行ってくれました。
男性:「あっ、お姉さん何飲みます?」
私:「じゃぁオレンジジュースを」
男性:「あっ、お姉さんお酒飲めないんですか?」
私:「いや、飲めない訳じゃないけど・・・あんまり強くないから・・・」
男性:「飲めるんなら一緒に飲みましょうよ!一人で飲むのも楽しくないですから(笑)」
私:「うん・・・そうだね。じゃぁ先ずはビール貰おっかな!」
男性:「ありがとうございます!(笑) じゃぁ俺も最初は生でっ!」
今、考えてみると、私より7つも年下の男の子に、最初から完全にペースを持っていかれてたような気がします。
二人でビールで乾杯をしてからは、お互いの自己紹介。 男の子の名前は圭太君。25歳で社会人三年目。私の会社の近くのIT関連会社で働いていて早くも中堅社員らしいです。
圭太:「優子さん?って呼ばせてもらっても良かったですか?」
私:「いいよ!(笑)」
圭太:「優子さんは結婚して何年になるんですか?」
私:「25歳になる年に結婚したから今年で7年目かな。」
圭太:「旦那さんはどこで知りあったんですか?」
私:「旦那さんが大学生時代の先輩で、私が二年生の時に告白されて、それからかな(照笑)」
圭太:「へぇ~、じゃぁ長いですね!」
等と、最初の一時間は圭太君からのずっと質問責め(笑)
料理も食べて、お酒も5杯くらい飲んで、丁度お腹もいっぱいになって、気分良く酔っぱらってきたところで
圭太:「優子さん、もう一軒付き合ってもらって良いですか?」
私:「えぇ~~~!ホテルとかに連れ込もうとしてるんでしょ!(笑)」
圭太:「行ってもらえるなら行きたいですけど!(笑)」
自分がお酒に弱いことを忘れて、楽しい時間に任せて、すっかり酔ってしまっていました。
二軒目に連れて行ってもらったのが、メインから少し外れた路地裏のお洒落なBARでした。。。
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