私は2人の様子を確認して敷地から出ました。
ダメ元で、嫁にラインを送り電話を掛けました。
呼び出しは数秒間だけで切りました。
敷地を出たものの敷地の奥まで行く周囲の導線はありませんでした。
2人の姿が見えなくなり数分は経っていました。
こんな現実が本当にあるのか?!それも自分に。
嫁の所まで行きたいという気持ちもありましたが私自身の見バレも
頭に浮かび自分を護衛する気持ちも正直ありました。
私は少し離れた場所から2人が出て来るのを待つことしか出来ませんでした。
私は完全に諦めるしかなく覚悟を決めていました。
すると敷地内から走って出ていく人影を見ました。
暫くしてでした。嫁からラインが送られてきました。
「もうすぐ帰ります」
「結局飲んでないから迎えに行くから」
私は嫁の後を追いました。駐車場に向かいながら居場所を確認する
ラインを送りました。「○○ビルの前で待ってます。」
私は少し時間を計算してビル前に向かいました。
そこに嫁が立って待っていました。私は平常心を保つのが
精一杯でした。おそらく嫁もでしょう。
※元投稿はこちら >>