「どんな事でもいい?話していない事は正直有ったよ。」
「どんな事でもいいから聞かせてくれ。俺が興奮する話なのか?」
「別の男性から声を掛けられた。今も声を掛けられてる。」
「どこでなんだ?」
「スーパーの店で。買い物にくる人だよ。」
「どんな男なんだ?」
「かなり年配の人だよ。歳は聞いてないから分からない。」
「急になのか?」
「レジに並んで会計をする内に少しだけ親しくなったお客さんだった。
棚の整理をしている時なんかは、少しだけど立ち話もした。
その日は、私が仕事が終わって帰る時に駐車場でバッタリ会って。」
「会ってどうなったんだ?」
「向こうは買い物に来たところだった。私を見つけて声を掛けて来た。
急にだったけど、今度食事に行かないかって誘われた。」
「行ったのか?」
「ごめんなさい。昼間だったけど食事に行った。」
「それで?」
「世間話をして、色々分かった。一人暮らしをしている。
私が店で働くようになってから気になってたって言われた。」
「一度食事に行っただけなのか?」
「3回は行った。話し相手になって欲しいって言われて
少し同情もあって食事に付き合った。後、家に行った。
ごめんなさい。家で食事会というかお酒もいただいた。」
「それっていつ?」
「週末から出張で出かけていた時。変な思いは無く行ったのは
本当だよ。オジサンと友達になった感覚だったから。」
「結婚している事は向こうも知ってるのか?」
「そこのところの話はしていないよ。もしかしたら気付いているかも
しれないけど、何も聞いてこないから私からは何も言って無い。」
週末からの出張と聞かされ思い返すと6月に一度ありました。
私は見たことも無い男をネタに妄想しました。そして嫁にも
その妄想を口に出して、その後の話を聞きました。
「もしかして、家には何回か行ってるのか?やらしい話とか
したりして喜んだりしてないか?その男の事を思い浮かべて
感じてたりしてたんじゃないのか?」
「1度だけ嘘をついて家に行った事が有る。パート仲間と食事会って言って
出かけた時。その時は、正直何でかドキドキした。」
「何も無かったのか?」
「何も無かったって言えば嘘になるから正直に言うね。
少し酔ってきたら私も気が緩んだと言うか変に軽い女に
なってしまった。外に飲みに出ようかってなって行ったの。
店を出て家の近くでタクシーを降りて少し歩いている時に
腕を組んで歩いてあげた。私のオッパイが腕に当たっているのは
分かっていて反応をみてるとドキドキした。
私からした事だからオジサンは悪くないから。」
「その後、家に帰ってからはどうなったんだ?」
「少し話をして私も帰った。何も無かった。」
少し期待外れの話に感じてしまいガッカリしてしまう私でした。
テンションも当然ですが、落ちてしまいました。
この程度の出来事では興奮も嫉妬も起こらない私でもありました。
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