ある意味、景子さんのを理由にしていた事もありましたが
もうそれは通じないと分かりました。
色々と躾といっても真由美ちゃんにはマナー的な事で
注意をしたりする程度でした。そうこうしている内に
夕方になりました。少し遅くなって真由美ちゃんが来ました。
私は既に飲んでいました。真由美ちゃんも分かってか自分で
飲むものを持参していました。
行きつく話は、真由美ちゃんのことでした。
「大家さん。真由美はいつでも大丈夫。」
「そうだね。ずっと言ってるから分かってる。」
「真由美、まだ何か問題ある?」
「問題はないよ。ただ、もう少し真由美ちゃんの事を知って
おきたいかな。」
「聞きたい事あったら言って。正直に話すから。」
聞きたいことは有るけど、何から聞けばいいのか?
あの手紙で、何となく把握はしていたつもりですが、
実際のところ本当なのか?私は、閃きました。
「真由美ちゃんは、色んな事で経験無いのは事実だよね。
それは聞いて分かった。けど真由美ちゃんなりには
色々と知識だけはあると思うし、考える事もあるだろ?
そこで、説明してもらうのもいいけど普段の真由美ちゃんは
どんな事をしているのか知りたいと思う。」
「真由美、どうすればいい?」
「ここ数日間だけは、俺が居ないと思って生活して欲しい。
そして全てにおいて、今までどんな事を本当にしていたのか
目で見て知りたい。」
「目で見て?けど大家さんは居ないのでしょ。」
「だから居ないと思ってだよ。はっきり言うよ。
食事をしたりテレビを観たり風呂にも入るだろ。
それと、真由美ちゃんも言ってるように頑張ってる事が
あるだろ。どんな事をしているのか知りたいんだ。
いきなり目の前でより、俺は側から見て知りたい。」
「今まで真由美がやってきた事を全て正直に見せればいい?」
「真由美ちゃんが可能な範囲でいいよ。」
「分かった。いつから?」
「今夜から。」
「けど、どうやって真由美を見るの?家に来るってこと?」
「変な方法だけど、窓の外から勝手に見るよ。カーテンを
少しだけ開けてくれていたら大丈夫。」
「それでいいの?」
「それだけでいい。分かってくれた?」
「分かった。大家さんが真由美を見てくれるだけでも
嬉しいから。」
突然閃いた事でしたが、真由美ちゃんの言っていた事や
手紙を読んで知っていた事がリアルに目撃する事になりました。
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