そして私を撃沈させた話ですが、「でも大丈夫…」の意味が
分かりました。景子さんの事でした。
「それより母さんの方こそどうなの?仲良くしてる?」
「仲良くしてるよ。」
もうこの時点で、察しがつきました。いい人、彼氏が出来たの
だと思いました。仕方ない事です。
「何て呼べばいい?お父さんって呼べないと思う。」
お父さん?
「無理しなくていいよ。好きなように呼んで。」
家族間の話でした。要するに景子さんは再婚していました。
その日は色々話したと思いますが、景子さんが再婚した
ことしか記憶に残りませんでした。それと、恐るべし
真由美様の印象です。
翌日朝には景子さんも帰られたようでした。
昼を過ぎた頃でしょうか、真由美ちゃんが訪ねて来ました。
「大家さん中に入っていい?」
真由美ちゃんが部屋に入って来るなり昨日の事について
話しだしました。
「昨日の事だけど、もう少し早く報告しようかなって
思ってたけど、なかなか言えなかった。」
「景子さんが再婚したこと?」
「それもだけど、真由美が母さんに相談した事。」
「俺もビックリしたよ。いきなり仲良くしてる?って言われるし
恥ずかしくなるような会話もするから。」
「大家さん。いつも母さんの事を言うから。母さんさえ
賛成してくれたら真由美の事を考えてくれると思って。」
「昨日で分かったよ。景子さんも公認してることはね。」
そして、又夕方きてもいい?と言って真由美ちゃんは
帰りました。私も改めて色々考えました。
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