前を隠し湯船から出た私は、背中を洗ってもらう事にしました。
ほんの数分だったと思います。真由美ちゃんには一先ず
浴室から出てもらいました。脱衣所に保管していたタオルを
貨しました。私も風呂を出て部屋に戻りました。
真由美ちゃんは貸したバスタオルを肩からかけ座っていました。
「大家さん。大家さんは何人の女性と付き合った事が有ります?」
またしても、いきなりの質問をしてきました。
「2人かな。」 正直に答えました。
「学生の頃?大人になって?」
「高校生の時に1人。社会人になって2人。正確に言えば3人。」
「付き合ってる時にエッチとかした?」
これが真由美ちゃんなんです。恥ずかしくなるような事を何の
悪気もなく聞いてくるのです。
「そうだな。付き合ってるんだからそうなるな。社会人になってからだぞ。」
そこは、しっかり伝えました。
「真由美もいつ彼氏が出来るんだろ?」
ようやく、私から質問するチャンスがきました。
「真由美ちゃん、今まで彼氏いないの?大学生になっても?」
「はい。今まで1人も。」
「それじゃーまだ経験も無いの?」私は知っていましたが
思い切って聞いてみました。
「友達は皆、経験ありだけど真由美だけまだ。」
「早くいい人見つけないと。」
「見つけてるよ。」
「そうか。それなら、その人と付き合えるようになったらいいね。」
「けど、2人いる。」私は、初耳でした。
「どんな人なの?」
「どんな人って、1人目は大家さん。」
いきなり変な展開になる質問をしてしまってました。
「俺?前にもいったかな?俺は、オジサンだよ。」
「けど、真由美は大家さんが好きだよ。」
「ありがと。それで2人目は?」
私は、そちらの方が気になりました。
「2人目は、何度も真由美に声をかけてくる人。」
「どんな関係の人?」
「高校の先輩。久しぶりに街であってから。」
「デートとかしたりしたの?」
「会ったりはしていないけど、ラインで誘われる。」
「一度、会ってみたら?」
「今はやめておく。ただ、少し気にはなってきたかも。」
「コロナだし、なかなか会うといて大変だよね。」
「コロナは関係ないよ。大家さん真由美の話、真剣に
聞いてくれる?」
「真剣に聞いてるから。」
ここからが、また真由美ちゃんが暴走と言いますか、
普通、そこまで口に出して喋る?と思うような事を
恥じらいも無く喋って来ました。
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