契約期限が来ましたが、更新して住んでいました。
家にも頻繁に出入りするようになっていました。
大学生になった真由美ちゃんは、私服にも変化がありました。
嬉しい反面、目のやり場に困る時もありました。
特に熱くなった季節でした。ジャージ姿が多かった真由美ちゃん
でしたが、Tシャツに短パン。スカートも普段から履くように
なっていました。大学生になり1年目は、まだ少女時代の
真由美ちゃんの印象は変わりませんでしたが、大学2年に
なったある日、髪を切りヘアスタイルが変わった頃から少し
大人の女性になってきたと感じました。そして、私が書くメモと
真由美ちゃんが書く手紙のやりとりは変わらず続いていました。
学内でコロナ感染者が出たことで自宅待機になった時でした。
確かに時間を持て余すしかなかったのでしょう。
その頃には、真由美ちゃんもノートパソコンを買って
持っていました。プレハブの雑誌を持ち出して時と比べ
パソコンで色々と検索しては、別の学習をしている事も
手紙を読んでいて把握していました。
「Oさんは、まだ彼女とかいないのかな?
彼女がいて、Mが誘惑したら浮気になるの?
Oさんいも奥さんができてMが誘惑したら不倫になるの?
今のMが誘惑したOさんも受け入れてくれるかな?
もう子供じゃないから。
一度、叱られた事があってから控えてたけど、もういいよね?」
真由美ちゃんの心の心境も察しできました。
「Mさん勇気出して行動してみれば。
Mさんが思う様に受け入れてはくれないかもしれないけど
もう叱ったりはしないと思うよ。」
私の気持ちも含めメモを書きました。
そして昨年の夏でした。20歳を過ぎ、お酒も少し飲み始めた
真由美ちゃんと、夕食がてら晩酌をしました。
真由美ちゃんは、ビールと缶酎ハイをたしなんでいました。
まだ飲みなれていない事もあり、ペース配分が分からまま
お気に入りとなったのか同じ缶酎ハイを数本飲んでいました。
少し顔も赤くなり口数も増えていました。
アルコールが入ったのが原因なのか真由美ちゃんから急に
「大家さん。大家さんは真由美のことどう思う?」
と、聞いてきたのです。なぜか私は、少し焦りました
「どう思って、大学も行って将来の夢もあって立派だなって
思うよ。特に、コロナで大変な環境の中で頑張ってるよ。」
一応、本当に思っていることでもありました。
「そうじゃなくて、女性としてです。」
いきなりストレートな質問に私はタジタジでした。
おとなしい目で、ゆったりしている子の印象が私にはまだあったので
積極的な真由美ちゃんのギャップに押され気味でした。
「女性としてね。可愛いし、美人だから彼氏もいて普通だと
思うよ。声もかけてくる男性がいても不思議じゃないって
思うけどね。」
私は、思うような言葉を返すことが出来ませんでした。
「大家さん。真由美って魅力ある?」
「あると思うよ。」
「それじゃー真由美が大家さんを誘惑したらどうなる?」
「俺を誘惑かい?どうなるって。そんな事言ってくれるだけで
嬉しいよ。」
「じゃー誘惑してもいいって事?」
「そういう事になるの?俺、オジサンだぞ。若くて
カッコいい男は沢山居るぞ。」
「それは、真由美が決める。誘惑しちゃうから。」
その日の真由美ちゃんは別人でした。実践的な恋愛や
経験も無い真由美ちゃんは、全てがいままで経験談や
外部からの情報で学んだ知識だけだったので、喋る
言葉もしだいに普通ならここで言わないだろうと思う
言葉も平気で口に出して言ってきました。
「大家さんも女の人のオッパイ好き?」
何と答えればいいのか困りました。私は、他人事のように
「男の人は皆、好きなんじゃないか?」
「真由美のオッパイって小さい?普通?」
「どうだろ?俺も見た事ないから分からないけど
大きい方じゃないの。」
「大家さんは、真由美のオッパイ見たいと思う?」
「見たいとか、そう言った事じゃ無く、誰でも関心は有るよ。」
私は、話をそらす為に
「先に風呂入ってくるから、好きに飲んでて。」
そう言って、席を外しました。
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