蓮君に感心したのは、英語も喋れるんだよ。
ユキナは、蓮君と何ヶ月も付き合っている彼氏のような
気持ちになっちゃった。
主人には悪いけど、蓮君と飲みながら話していると
主人の事を忘れてしまうユキナがいたの。
暫く飲んだかな~?蓮君が、「ユキナさんに見せたい
部屋がもう一部屋あるんだ。」って言って、ユキナを
寝室だよって見せてくれた部屋に行ったらその奥に
まだ扉が有ったの。扉を開けて寝室の奥の部屋を見た時
ビックリしたよ。寝室とは、まるで違う様子の部屋だったの。
その部屋にも扉が有って、扉を開けると見せてもらった
お風呂場の浴室がったの。ユキナ、意味分からなって
浴室から出ると廊下だった。どうなってるの?
こんな造りのマンション有るんだって思っちゃった。
「蓮君、この家っていうかマンションはどうなってるの?」
思わず聞いちゃったよ。ユキナ、更にビックリしちゃった。
屋部屋だけが、蓮君のお父様の持ち物だって思っていたら
マンション事態がお父様の持ち物だったの。
そもそもマンションの最上階だった時点でビックリしたし、
部屋に入ってもビックリしたけど、なるほどって思ったの。
全部案内してくれた。蓮君の家から出ても誰も居ないけど、
廊下の奥に玄関扉があって、蓮君は普通に入っていたの。
そこは、蓮君の家よりシンプルな部屋だったけど、それでも
綺麗な部屋だの。ワンルームだけど、お風呂も有って
大きなベットが奥に有って、大きなテレビも有ったの。
中には何も入っていなかったけど、高いだろなって思う
冷蔵庫も置いてあったの。蓮君は、「ここは、ゲストルームです。」
って言われた。「僕の家を少し改築したから小さくなたけどね。」
そうか、あの迷路の様な部屋の事ね。
ユキナは、蓮君のお部屋見学だけで楽しかったの。
ユキナの家は庭も有って1軒屋だけど蓮君の家は
遊園地みたいだったの。庭は無いけど、最上階のはずの
蓮君の家(部屋?)には階段があって、階段を上がった
先にある扉を開けると、小さな部屋があって、その向こうは
広いテラスだった。人工芝が一面に敷かれてた。
蓮君に、「ユキナさん待ってて下さい。」って言われ
待っていたら、ユキナと蓮君の飲み物を両手に持って
戻って来たの。広いテラスに誘われ外に出て、足を進めると
綺麗な夜景がユキナの目に飛び込んできたの。
ユキナは、こんな事が有るんだって思っちゃった。
部屋に戻り、ユキナは、それまで見た事を忘れる間もなく
蓮君に質問しっちゃった。「蓮君、今日はビックリする
事ばかりで何から話したらいいのか分からなくなっちゃった。」
「ユキナさんのおかげです。正直、僕からもいつか連絡を
しようかと思っていたけど、出来なくて。けど、またユキナさん
から連絡もらって嬉しかったです。」ユキナ、泣いっちゃった。
ユキナ、蓮君が思ってくれるような事してないよ。
あの日だって、蓮君の事を思ってというよりユキナは
自分の事しか考えてなかったから。ごめんなさい蓮君。
けど、蓮君の話を聞いて、ユキナが今出来ることは
蓮君の事を思う事だけだ。ユキナには、それ以下出来ない。
また主人に嘘をついてもいいってユキナは決心したよ。
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