初め閉められていたレースのカーテンも嫁が開けました。
私は身を伏せました。急に窓を開けました。慌てるだけでした。
少し窓も開けたままの状態で男性からのWEBが繋がり
嫁も気付き直ぐにPC前に座りました。
「あいがとう。本当にこんな日がくるなんて思ってもいなかった。
今夜は色々話をしたいな」そんな男性からの会話からスタートしました。
まさか窓を開けるとまでは思っていなかたのですが、携帯が無くても
リアルな声が聴ける事になりました。私は窓から少し距離を取りながらも
部屋の中の様子と2人の会話に集中しました。
「今夜は本当に誰に邪魔も入らないで話ができるね。それと聞きたい事も
あるから。先に聞いてもいい?」
「いいよ。何?」
「率直に言うよ。先日の事は嬉しかったよ。少しの時間だったけどね。
その前の事は、気になって聞きたかったよ。あれって偶然?それとも
好意的?教えて」「この前?」「最後に2人だけでWEB飲みしていた事だよ。
たまたま見てしまったのか、それとも見せてくれたのか?どっち?」
やはり男性には見えていたのです。その出来事が、嫁に必要にWEBを
迫って来た理由でもあると確信しました。更に「それとだけど、
君も気付いていたんだろ?何も言わないけど俺の事。」
そう、俺の事とはトランクスの隙間から露出したシンボルの事でした。
「正直に言って欲しい。どうなの?今夜は2人だけオープンにして
話しをしたい。どうする?ダメなら逆にこのまま話はしなくていいから」
冒頭からこの後どうするかという問いを投げかられました。
嫁は私の事には触れずに男性に気持ちと伝えました。
「うん。言っている通りです。気付いてました。それと私がとった行動も
自然とやった行動です。先日の行動も今日の答えです」
「そうだよね。何となく気付いてたよ。旦那さんは知らないの?」
「はい。何も知らないはずです。」
「まさかこんな近くに君のような女性がいたとは。俺は嬉しいけどね」
「ごめんなさい。恥ずかしいです」
嫁は完全に男性にマウントをとられた関係になってしまいました。
しかし、それがマゾと思わせる嫁でも有る事に気付かされる私でした。
2人でのWEB飲み会どころか話の展開が急展開となっていました。
「いままで俺以外で、こんな事したことあるの?」
嫁への尋問でした。そして嫁が話した答えに新たな衝撃を受けました。
「こんな事は初めてです。」「けど、本当なの?そうとは思えないよ。
例えば旦那さんに秘密んしている事ぐらいはあるよね?どうなの?」
「あります」「そうだよね。有るよね。例えばどんな事」
「今から話す事です。今日、今話している事も知りません」
確かに私は家を出ている事に嫁もなっていました。
更に携帯も切れました。イヤホンからは通話が切れた無音状態に。
しかし外に居る私には耳を澄ませば十分に会話が聞き取れました。
PCも手元には有りませんでしたがリアルに目視しました。
私との夫婦間での話はしませんでしたが、嫁個人の性癖が分かる内容では
ありました。ただ、嫁の本心はこの会話で知りました。
「こんな事になった時、本当はもっと早く返事をしたい気持ちは有ったの。
でも出来なかった。あの日の事も分かっていた。自分がした事も覚えてます。
それでも我慢するしかなかった。まさかこんな事が起こるなんて
想像の世界だけだと思っていた。今も正直言って現実なのかって。
自分でもどうしたらいいのか分からくなっているの。
でも、今起こっている事が既に現実でしょ。」
嫁は、色々と彼に告白していました。私が育て上げ覚醒させたであろう
嫁の性癖でもありました。見られる事にドキドキしていしまい
見られているかもしれない行動にドキドキしてしまう事を告白していました。
そして私の知らない事実も耳に入ってきました。
「一度だけ、知らない人に触られた経験があります」
私は驚きました。何?何時?どこで?
それも彼には告白しました。
「数年前の事です。会社の飲み会があって帰りました。私は、家の少し前で
タクシーを降りてフラフラ歩いて帰りました。理由は分かってください。
酔っていた事を言い訳にすると、一人のオジサン?に声をかけられて
どこか店に行く訳でも無く流れでコンビニで飲み物を買って
公園のベンチで飲みました。その時は、オジサンとは何も無く離れたけど
その後、公園内を徘徊している内にイケない行動をしました。
公園奥の木陰?で、下着(ブラ)などを外し見られていたらどうしよう?
そんな事をしてしまいました。すると、別れたはずのオジサンが
後を着いてきていました。そのまま後ろの草むらに倒れてしまいました。
正直、触られたと言うより一歩手前が本当の話です」
「一歩手前?どうなったの?」
「受け入れる事無く終わりましたが、それ以外の事は全てに近い感じです」
「本当なのか?」私も当然ですが、本当の話なのかと耳を疑いました。
そんな嫁からの告白を聞きながらも次の尋問がありました。
「一歩手前は分かったけど、旦那しか経験無いってどこまでが本当の話?」
「結婚前は、色々経験有るよ。それでも2人かな。結婚してからは無いよ」
彼は私が聞いてみたかった事を代弁するかの様に嫁に尋問してくれました。
「初体験は、21歳だった。遅いかな?」21歳が嫁の初体験なんだ。
「そうなんだ。相手は年上?年下?」
「告白した方がいい?」「教えてほしいけど。ここまで来たら言えるだろ」
「初体験を告白するね。どうしても言えない話です。少しこの話は後にして」
何だか深い理由がある様に感じました。
「それなら次は?」「実家を出て今の会社に勤め出してから。多分、知っている
人だと思う。」「知っている人?誰・誰?」彼も興味深々の話に展開。
私も同じく初体験の相手も含め聞きたい話でした。
「取引先で会社に出入りしていた○○さん。」
私には、○○さんと聞かされても分かりませんでしたが
2人の会話を聞いて何となく、その男がどんな男性なのか分かりました。
「○○さんってあの?」「はい。」
「どうして?」驚く口調でした。
「実家を出て初めての1人暮らしをしていた最中、世間話もしている内に
自然とそうなた。」「それにしても○○さん?本当なの?」
「正直、本当よ。」「よりよって、あんな親父と?」
何でそんな言い方をするのかは直ぐに分かりました。
その相手は、当時の嫁の年齢からしても30歳は年配のジジイでした。
そうなった理由も聞けました。それには実家を出た理由にも有ります。
実家をでたものの一人暮らしに家賃。出費も大変だったと思います。
そこに現れたのが足長おじさんといえる○○さんでした。
隣の空き家を無料で貸してもらえる条件からスタート。
そのオジサンの世話をしながら家族のような関係なり
そして関係を結ぶ。そんな生活が続く中、良い人が出来たら
その人と結婚するなり付き合ってもいいよ。と言う事も言われていたようです。
驚きました!それこそ、当時暮らしていた家の大家さんでした。
そんな嫁の過去等は知らない私は、顔を会せると挨拶していました。
もしかして、結婚後も関係を持って持っていたのではと疑うしかありませんでした。
その疑いもハッキリしました。
「結婚してからはどうなの?それより交際し出てからは?」
「ごめんなさい。急に全ての事を言える勇気がないよ。
多分、この事を誰かに言いたくて我慢していたら○○さんと
こんな出来事があったから…」嫁の心に潜む思いは深刻な経験も
重なっての事だとは思いました。ただ、その思いとは別に私自身から
湧触れだす感情は別ものでした。
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