(続き)
正直幸じいがこの状況で理性が負けたのも、嫁とのセックスに溺れているのも何とか理解は出来る
すごく悲しいけど
遊び慣れた漁師さんでも、奥さん亡くされてずっと寂しい思いをしてきたんだろう
嫁を実の娘みたいに可愛がってくれたのは本心だろうが、嫁に「紀子ちゃんはこうして見るとちょっとしたアイドルだぁ」なんて言ってた時に密かに劣情を感じてたのかもしれない
でも嫁はどうなんだ
嫁がかなり重度のファザコンなのは僕も知ってた
幼いころ両親が離婚して父親らしいことをしてもらえなかったと言っていたし
夫婦で遊びに行くたびに幸じいにチヤホヤ甘やかされて、嫁もいつも嬉しそうにベタベタ甘えていた
ゆうべ幸が寝ている部屋で僕ら夫婦がセックスしてしまって、幸じいを余計に寂しい思いをさせたらしいのは僕も胸が痛かった
だから嫁が決意して幸じいの布団に入ったのはわからんでもない
でも実際にこうして幸じいとセックスになって嫁のこの乱れっぷりはちょっと異常だろう
あの気の強い嫁が目をトロンとさせて快感に溺れている
後ろから見ると嫁がいっぱいに広げた内腿の付け根部分までゼリー状の愛液が溢れて光っているのが丸見えだ
「紀子ちゃん!紀子ちゃん!ええよ!」
激しく犯しながら幸じいが嫁のあどけない顔を見て呻く
「幸じいのおちんちんすごく気持ちいい!鉄の棒みたいに硬いよ!」
甘い声で嫁が応じている
嫉妬心で僕はまた狂いそうになる
嫁が異常に感じているのは本当にファザコンで幸じいが大好きなだけなんだろうか?
何度も言うが相手は六十過ぎの爺さんだぞ
嫁はまだ二十代だ
そんな僕がメチャ混乱した頭で考えていると、同時に(これがこの世で一番見たい光景じゃないのか?)というどす黒い考えが脳裏から離れない
どうしても離れない
僕が寝取られの毒で混乱しているのをよそに、目の前のセックスはクライマックスを迎えようとしていた
(続く)
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