ゆっくりと数歩歩き出した時でした。公園の方で人の気配を
感じました。ガサガサと人の足音が聞こえました。
公園の中を一人の人物が歩いています。直ぐにトイレの陰に
隠れるように戻りました。少しだけ顔を出し確認すると、
釣竿とクーラーBOXを肩に掛けた釣り人でした。間違いなく
公園奥の海岸に向かっているのは察しがつきました。
それと同時に嫁が歩いて行った方向も同じで有る事も脳裏を
過ぎりました。このまま気付かずに目撃されないか?
そんな心配をする事になっていました。それなのに、なぜだか
ドキドキしてしまう感情も私の中にありました。
二人だけで楽しんでいた刺激でしたが、他人に目撃されるかもと
いうリアルな状況に新たな興奮を感じたのも正直な気持ちです。
しかし、本当に目撃されたらどうするのだと、その時は心配する
気持ちの方が先でもありました。嫁の後を追って行こうかと
考えている時でした。少し早足と思える足音が近づいて来ました。
私は、もう一度身を隠しました。トイレの中に入り込む音がしました。
少しすると、中から出ていく音がしました。
足音が遠ざかるの待ち、隠れていたトイレの陰からゆっくりと
出ました。遠くに一人歩く人影を確認しました。
ジャージを身につけた嫁でした。ホッとした気持ちの
反面、もしもあのまま出くわしていたらどうなっていたんだ?
そんな妄想をしました。嫁の姿を確認しながら後を追いました。
すると、また公園の中に足を進め、先の釣り人が歩いて来たあたりに
着くと、公園の中心に設置されている木のジャングルジムの中に
身を屈めて入っていきました。ログハウスの様な木造の
ジャングルジムです。所々、顔を出す窓が開いてもいます。
私からは、遠目でその開いた空間からだけ嫁の姿を見れました。
その空間から急に嫁が顔を出しました。慌てて身を伏せました。
暫くすると、間違いなく嫁の裸体を確認できました。
もう少し近くまで行きたかったのですが、身を隠せる物が
何もなため、その場所から見るのがやっとでした。
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