私はまた少し嫁に時間を与えました。次に確認した時
どんな事を話しているのか冷めかけていた興奮も少し復活しました。
ただ嫁を待ちました。嫁が寝室に戻ってきました。何も言わず
持ていた携帯を私に渡しました。今度は、嫁を寝室におき
私がリビングで会話の内容を確認しました。
他にないのか。という答えから確認ました。
「自分からは思いつかない。」でした。少し期待外れの返事でした。
その前に、画面上まで戻している時に色々な会話の言葉も
目に飛び込んでいたので気にはなりましたが、そこは我慢して話の流れを
順に読むことにしました。
「もしだけど、俺がまだそのままだったら色んな経験を一緒にできたかな。」
「そうかな。出来たのかな?」
「ご主人とは色んな経験をするとか出来ないの?」
「どうだろね。今更って感じだし、主人からもそんな事をしてくるって
想像がつかないよ。」
「由香ちゃんからアプローチしたら?」
「無理だよ。どうしたのかって思われるよ。」
「何だかモヤモヤするだけだね。」
「今までそんな事考えたことが無かったからかな。」
「それなら小屋に誘ってみるって事から頑張ってみるとか。」
「どっちにしても、無理だよ。どうやって誘うか思いつかない。」
「俺と同じって訳にはいかないか。」
「そうだね。簡単にはいかないね。」
「ちなみに、今俺だったらどう?正直に言えそう?」
「言えそうって?」
「今から小屋にいこうよ。って。」
「何でだろ。言えるかもしれない。っていうか、これって言ったのと
同じだね。言えるってことかな。」
「俺になら言えるんだ。」
「そうなるね。」
「残念だな。もう会えないと思うとな。」
「会えなくなったから、話せるのかも。」
「そうなんだ。チョット、ガッカリだな。」
「そんなつもりじゃないから。ガッカリまではしなくていいよ。」
「冗談だよ。こんな話を出来るだけで十分だよ。」
「私もかな。」
「ところで、こんな時間にラインしているけど大丈夫なの?」
「大丈夫。今居ないから。」
「居ないって?家にってこと?」
「そう。主人は実家に行っていて明日帰って来るって。
向こうで友人とあうらしいから。」
「そうなんだ。居ないんだ。もう少し話はできる?」
「出来ますよ。」
「実は、少しドキドキしていたんだ。」
「なんで?」
「色んな話をしてたらだよ。まさか連絡をくれるとも
思っていなかったからな。」
「私も何で連絡したんだろ。ごめんなさい。」
「いやいや、嬉しいから。謝られてもな。」
「それなら良かったです。」
「由香ちゃんはドキドキしないの?」
「正直少しドキドキしてる。こんな連絡をしていることが
何だかイケないことなんだけど。」
「それならもう少しドキドキしようか?」
「ドキドキさせてくれるのですか?」
「させてあげるけど、ドキドキしたいならお願いしてみて。」
「私をドキドキさせて下さい。」と、嫁は男に返事を返していました。
※元投稿はこちら >>