「私もです。」簡単な返事ではありましたが、色んな思いと
気持ちがこもった言葉だと感じました。男もどのように受け取ったのか
分かりませんが「そう言ってくれて嬉しいよ。」でした。
二人に起こった出来事を振り返るかの様に話が進んでいきました。
途中、嫁からお願いをされました。「後で必ず見せるから一人になってもいい?」
嫁いわく、一人になって正直に返事を返したい。その方が返事を返しやすいと。
私は何も言わず抱きかかえて嫁から手を離しました。それが答えでもありました。
嫁も何も言わず布団から出ると毛布を体に被りリビングに行きました。
布団に一人残った私は、次第に興奮状態が冷めて行きました。
どれだけの時間が経っていたのか分かりませんが嫁はリビングに行ったまま
一向に戻って来ませんでした。私は痺れを切らしてしまいました。
嫁が居るリビングに足を運びました。毛布に包まった嫁が携帯を見ていました。
嫁から頼まれたお願いでしたが「今までの所まででいい。読ませてくれないか。」
嫁は覚悟を決め、私に携帯を渡してくれました。
初めから読み返しました。嫁がリビングに行ってからの会話の内容は当時の事を
読んでいる私にも、その光景が想像できる言葉でつづられていました。
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