自分を悔いながらあきらめ掛けていた時でした。 真由からラインだ届きました。
直ぐに既読しました。 真由も既読になった事で連絡が取れると判断したようでした。
あきらめ掛けていた上に、この時間にラインが来た事に気が動転しました。
今帰って来たから。 意味が分かりませんでした。 すると電話が鳴りました。
電話を取りました。 真由が小声で話し来ました。 簡単に説明を聞きました。
オジサンに連れられ、初めて街まで飲みに行っていたらしい。
何度ラインしても既読にならないから不安になったとの事でした。
今は、オジサンもシャワーしているから少しなら話が出来そうだと。
真由も飲んでいる事が分かった。 詳しい話は、また聞く事にした。
大事な要件と状況だけは確認しました。
何か起こりそうか? その可能性も有る。
出来れば、電話を繋いだままにする事は忘れないで欲しい。 分かった。
この後どうするんだ? 多分、真由もシャワーする。
それとなく、何か起こりそうな話にはなったのか? なったと思う。
話の途中でしたが、急に一旦電話が切れました。
電話が切れて30分は経っていました。 着信が入りました。
携帯に耳を当てました。 真由からの話掛けてくる声はありませんでした。
耳を澄ませました。音声モードを切り替え携帯をテーブルの上に起きました。
物音ひとつ聞こえて来ませんが、確かに今は通話状態でした。
集中して待ちました。 ガサガサという音が飛び込んできました。
真由が、オジサンという声が聞こえました。 一度聞いたことのあるオジサンの声も
聞こえました。 今日話した事だが、本当にいいのか?
そのつもりだよ。 彼氏とか好きな男は居ないに本当か? もし居たとしても今日はいい。
秘密にするから。 本当にいいんだな。 オジサンは何度も真美に確認をしていました。
聞いていいか? 何を? 今もまだ一人でやっているのか?
恥ずかしいけど、正直言うと時々。 また見て欲しいか? それは……。真由が少し沈黙した。
2人の会話を聞き、その場の状況を妄想しました。
今すぐに見られるのは恥ずかしい。 そうか分かった。
会話は聞こえなくなりましたが、物音だけは微かに聞こえていました。
すると、オジサンの声が聞こえました。 これならどうだ。 恥ずかしいか?
まだ少し。 オジサンが居ないと思って脱いでごらん。
これでいい? 久し振りだよ。可愛いよ。 オジサンありがとう。
次第に真由の吐息だけが聞こえてくるようになりました。 時折、ハッキリと大きな吐息も聞こえました。
本当にいいんだな? オジサンが改めて確認をする声でした。
真由の声は聞こえませんでしたが、分かった。というオジサンの声は聞こえました。
終始雑音みたいな音だけが聞こえていました。 私は、電話から聞こえてくる現実に興奮する夫でした。
しかし、途中で電話が切れました。あろう事か、聞こえてくる声に集中していたあまり
受電切れで電話が切れてしまいました。 今日は、どこまで情けないんだ。 取り返しも着かない状況になりました。
朝になり真由からの連絡を待つしかありませんでした。
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