私は、一息えれました。 そして、気を落ち着かせて残りの
日記にも目を通しました。 そこには、私と再会してからの事も
書かれていた。 そして、一緒に付いてくるという話についてもでした。
私は、彼女が戻ると結婚の話をした。 私も気持ちをリセットして
彼女と向き合うつもりでした。 披露宴などはしないまま
親を呼び、式だけはあげました。 結婚後の事は、彼女では無く
嫁・もしくは真由と呼びます。 実際、私の事は未だにお兄ちゃんと
呼ばれていますが気にはなりません。
嫁になった真由とは、自然な形で男女の関係になり結ばれました。
その後も定期的に夫婦の営みにも違和感なく、過去の事など忘れかけていました。
真由は仕事に行くと言いますが、暫くは専業主婦でいてまらいました。
ただ、年が明けて暫くしてから真由の様子が気になりました。 何となく私に何か
言いたい事があるような喋り方をする時がありました。
そんなある日、私が出勤する間際に手紙を渡されました。
仕事が終わり帰る時に読んで欲しいと言われました。
そうは言われても気になり、昼の休憩時間に読んでしまいました。
読んでビックリしました。 私は、改めて仕事が終わり手紙を読み直しました。
日記の事から話を書かれていました。 私が過去の日記を見た事が真由には
ばれていました。 それは、片付けをしていて気付いたと後で直接聞きました。
真由の過去を知っている私。 それでも、自分の事を変わらない態度で受け入れて
くれている現実に苦痛と懺悔の気持ちが抑えられなかったと。
帰ったら、自分の口で全てを話すと書かれていました。
私は、勇気を出して帰宅しました。 その前に、素面では聞く勇気がなく
呑んで帰りました。真由も考えて週末に手紙を渡してきたのだと思いました。
結局、帰宅したのは23時近くでした。 リビングに座って待っていました。
ただいま。とは言ったが、先に風呂に入る事にしました
話を切り出したのは真由からでした。 手紙…言葉を少し詰まらせながらでした。
手紙、読んでくれたよね。 そう言うと、真由が例の段ボール箱を持って
リビングに戻って来ました。 これ。と一言。私は、先に謝りました。
真由は日記を黙って読まれたことを怒ってはいませんでした。
日記に書かれている事も本当の話であることから説明を始めました。
オジサンとの事に話が進むと、涙を目に浮かべていました。
真由も謝ってきました。 私も怒るつもりは有りませんでした。
それどころか、質問をしていました。 改めて事実を確かめるかのような質問でした。
日記からは読み取れなかった事も感じ取れました。
終始、オジサンは悪くないのと、かばう言葉もありました。
覗かれていると感じてからは何かを期待していた自分がいたと話されました。
また、日記に書かれていない事もありました。 裸を見られたのは何回も有ったらしい。
その一部を、その日は書いてあるだけだと。 見られた日、覗かれたと思う日には
ページの端に印を付けていた。 あるページを見せられた。
確かにページの端に●が有った。 夜寝ている時に部屋に入って来られた日は
カタカナの「ネ」と書かれていた。 ページだけをパラパラと捲り
端に記された印を見るだけでも書かれていた以上の回数でした。
真由もイケない事だと分かっていたが、自分を止めれなかったらしい。
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