ページを捲ることなく、既に隣のページには日記が書かれて
居るのは目に入っていました。 私の気持ちは、早く隣のページに
書かれた日記を読む事で気持ちが焦りました。
このままこの家に居たらダメになるよ。と書かれた内容からでした。
私どうしたらいいんだろう? 自分自身がしっかりしないと。
こんな事でいい訳ないよ。 けど、どうしたらいいか分からない。
ブレーキが壊れそうだよ。 そのページには自分自身に対する
自問自答だけが沢山書かれていました。 何か有った事は間違いないと
想像しましたが、その出来事は書かれていませんでした。
ページを捲りました。 何も書かれていませんでした。 全てのページ
捲りましたが、その日記は最後のページまで白紙でした。
急いで段ボール箱の中に残っている日記らしいと思われる手にとり
中を開きました。 続きが書かれているかもしれない日記が見つかりませんでした。
そのまま、いよいよ彼女も新居に移り二人の生活が始まりました。
私は、あの日記の続きだけが気になっていました。
彼女とは仲良く生活をする事、次第に私の頭の中からも日記の事を考え無く
なっていました。 親からも、何時になったら籍を入れるのか?
結婚するんでしょ?とか言われる状況でした。 正直、彼女の過去を想像し
知るだけで十分に興奮していた私でした。 それなのに彼女と男女の関係には
なれないと言うか、どう受け入れるべきかの考えが先にきてしまい
一緒に生活を始めて半年が過ぎていました。 彼女は私の事を「お兄ちゃん」と
未だに読んでいる事もありました。 彼女の本心が自分にはつかみ切れて
いませんでした。 そして、彼女の本心を知る事が出来ました。
転勤し2人の生活を始めて気付けば夏になっていました。 夏季休暇で久し振りに
2人で実家に戻りました。 私は仕事の用事も有り2日早く戻りました。
彼女は、友人と会うなど後で戻る事に。 先に戻った私は、彼女の本心を知る事に
なりました。 それは、また彼女の日記でした。
彼女の部屋に入り、ベットに腰を降ろしました。 そこで、日記を見付けました。
ベットから立ち上がろうと枕に手を付いた時に枕の下に有る日記を見付けました。
そこには、私に対する気持ちも含め彼女も同じく、男女の関係にならない事に
悩んでいるようでした。 一部に「私が知らない内に、この日記が見つかって
お兄ちゃんが読んでくれたら楽になるのかなー」 そんな事も書かれていました。
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