無事出産して、1年が過ぎた頃、俺は勤めていた内装業の会社を辞めて、独立する事にした。独立して直ぐは、仕事もなかなか貰えず、暇な時も多かった。収入も減り、生活も楽ではなかった。俺は何とかしなければと、焦りもあった。前の会社に相談した。社長から、取引先の建設会社を紹介して貰う事になるが、社長から、「ここの社長はは、とても女好きの社長だから、仕事を安定して貰う為には、キャバクラとか、クラブなど、接待したら、上手く行くだろう。」と話して、翌日、その建設会社の社長と会うアポをセッティングしてくれた。前の会社の社長が話していた接待、俺には今、接待など出来る金銭的余裕は無かった。俺は家に帰り、何とかならないか?悩んでいた。そんな俺の悩んでいる姿を見た嫁は、「どうでしたか?仕事を貰えそうにないのですか?」話してきた。今日、前の会社ねに相談に行った事は、嫁には話していた。嫁は、俺が悩んでいる事に、心配しているようだ。俺は、前の会社の社長との話を話した。嫁は、「そうなんだ。家にはせんな余裕は今は無いから、貴方が仕事を貰えるなら、何とか私も協力しますけど。」と、俺は、パッと思った。嫁では接待は無理なのか?俺は、嫁に、「明日、そこの社長と会う事になっているが、もしだが、社長に接待と云う形で、お前は協力してくれるか?」嫁は、「私で出来る事なら協力します。」俺は、「接待と云っても、。。。」嫁は、「わかりました。じゃ、明日、私も一緒に行った方がいいなら、明日行きましょう。」俺は、「すまない。」と。翌日、嫁も一緒に行く事になった。
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