前日から和室には布団を準備しました。 和室の襖は閉めています。
当日の朝は私も嫁も少し無口でした。 後輩君も私が日帰り出張の事は
知っていますし事実でした。 私は無事に仕事も終わり駅には6時過ぎに着の
予定で先方を出ました。 後輩君は19時に来る約束でした。 先日の
嫁との話し合いでは、私は帰宅しない事でしたが一旦家に帰りました。
仕事中も考えていた事があったからです。 そこに私が居ない約束・計画を
したものの二人の動向が気になっていました。 私はその場の状況を少しでも
知りたい。そんな思いからでした。 私が実行できた方法は一つしかありませんでした。
仕事で持たされている携帯と個人携帯を使う事でした。
嫁には、後輩君が来る前に帰れる事になったから一度戻ると伝えました。
家に戻ると、簡単な食事の準備をしていました。 私は、隙を見てテレビデッキの後ろにある
携帯に充電器をさし業務用の携帯を設置しました。
個人携帯から電話を掛け通話状態にしました。 数十分でしたが、家を出る時に嫁を後ろから
ハグをして家を出ました。 そこで、一つ計画も変わってしまいました。
後輩君への連絡が出来なくなった事でした。 嫁がうまく説明してくれる事に期待しました。
結果、二人に秘密の行動を私は取っていました。 残るは、私の携帯充電が切れないようにする事でした。
駅前まで戻りネットカフェに入りました。直ぐに携帯に充電器を差して聞こえてくる音声を確認しました。
時刻は、19時を少し過ぎていました。 二人の会話はまだ聞こえて来ませんでした。
携帯に差したイヤホンから聞こえる音に集中しました。 後輩君が家に来たのは17時半頃でした。
嫁が後輩君を家に招き入れる声でした。 直ぐに二人の会話が聞こえました。
後輩君は、私に連絡をしていたようでした。 先輩に電話をしたのですが繋がらなくて。
嫁は、予定通りに説明していました。 連絡があて、先方での仕事が長引くらしいからって。
今日は悪いけど先に食事をしていていいよ。って言ってたから。
まずは、スタートとしてはクリアーしました。 色々な雑談が聞こえました。
嫁の、さー先に始めようか。という声が聞こえました。 携帯から聞こえてくる声や会話から
この前の出来事はなかったと思われる状況に感じ取れていました。
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