嫁は私を見るなり、「ごめんなさい。」と、先に謝って来ました。
私は、「何で、あやまるの?」と、質問しました。
沈黙をしている嫁に私は、「正直に話したらかんがえてやる。」
私が優位に立った立場での言い方でした。 「いえないのか?」
嫁は私の言っている事を何となく察したのか小声で話しました。
「皆とは飲んでたんだけど、先に皆は帰って。」
「それで?」
「それで、少しだけ残って飲んでました。」
「なるほどね。 けど、その後もどこかに行こうとしてたとか?」
「帰ろうとしてました。」
「けど、俺には先に帰って……。と連絡してきた直ぐ後だよな?」
「それは…」
「それは。って?」
「どこに居るか分からなかったし、待たせてもって思って。」
私には適当な言い訳にしか聞こえませんでした。 私は、一旦嫁に
「風呂に入って頭を冷やしてこい。 よく考えろよ。 話は、また風呂から
出て来てだ。」 そう言って、突き放しました。
嫁が風呂から出てくる間、色々と考えました。 正直、変な想像もしました。
風呂から出て来た嫁は改めて話をしました。 一通りの言い訳は聞きました。
そんな状況ではありましたが、布団に入り寝ることにしました。
いつも通り、嫁も同じ布団の中でした。 しかし、私は寝付く事が出来ませんでした。
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