お盆が明けてからのこと、
友香に元職場から電話がかかってきたようだ。
退職の際、
元職場からはコロナ騒動が落ち着けば再雇用を約束されていると聞いていたが、
どうやら長引く騒動のせいで少なくとも今年度中の再雇用は難しいと伝えられたようだった。
友香は案外あっさりしたもので「仕方ないね」という感じだった。
それから3日後のことだった。
友「あのね…バイト…しようと思うんだけど…」
友香がそう切り出してきた。
「そっか。
元職場来年までは無理っぽいもんね。
何のバイト?」
友「えと…
知り合いの人がね…友香にお似合いのバイトあるからって…」
「そうなの…
何の…」
友「あの…
デリヘル…なんだけど…」
「え…」
友「ごめんね…」
「いや謝られても…
でもほらそういうの誰が客で来るか分からないし辞めた方が…」
友「ううん…
ごめんもう働くの決まってるから…」
「そうなんだ…
もう決めてるんだ…」
友「うん…
でもほら平日の昼間だけだからね…
大丈夫だから…」
そう言って話は打ち切られた。
その話を聞かされたのを見計ったかのように、
しばらく後に井上から動画が送られてくる。
おそらく友香が僕に報告したことも、
井上らの指示なのだろう。
動画を再生する。
友香は全裸で何処かの公衆便所の男子小便器の前で土下座させられていた。
友香が顔をあげて立ち上がる。
友「こんばんは。
皆様に報告です。
友香はバイトすることにしました。
もちろん友香は人間を辞めたオナホ肉便器なので普通のお仕事は似合いません。
なのでオナホ肉便器らしくデリヘルでお仕事することにしました。
さっき紹介してもらったところで面接受けて採用してもらいました。
〇〇ってお店です。
皆様のオナホ肉便器になるのに妨げにならないように平日の昼間だけ出勤します。
もし良かったら皆様もたまに使ってください。
友香をもっといっぱいの男性に身体を使ってもらえるようにしてくださって皆様に感謝してます。
これからも友香のことをいっぱい汚してください。
よろしくお願いします。」
友香が入店したデリヘル店は、
随分とリーズナブルな店舗だった。
格安店よりの大衆店というところ。
井上によると、
友香の容姿やスタイルは高級店でも採用してもいいレベルと評価されたらしいが、
身体に施されたヘナタトゥーや身体をいたぶられた痣があることやそれが今後も続くだろうということから、
低いランク扱いをされたらしい。
友香は2日後から出勤を始めた。
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