その数日後、
山田が友香と会っている時にいろいろ聞き出してくれた。
井上には目隠しと手の拘束をされたあと、
ずっと身体を責められながら言葉責めされた。
友香のやっていることは普通の女のすることじゃない汚い行為でそれで感じているのは異常だということをいろんな言葉を使って言われたらしい。
それを聞いているうちに、
自分がとんでもなく汚くて悪い女なんだと思ってきて涙が止まらなくなってしまった。
でも泣き始めた友香に井上からでもそれで感じてるのはお前がドMの変態だからだと言われ、
罪悪感を感じれば感じる程性欲が湧き上がってる自分に気付いてしまったという。
更には「どうせ他の男とセックスした身体で彼氏とセックスしてることに興奮してるんだろ」という井上の言葉で、
一応は嫌悪感や恐怖感を感じるこんな行為を自分がどうして受け入れてしまってるのか自覚してしまったらしい。
言葉としては聞き出せなかったがそういう自覚してしまったことが、
あの夜の友香の言葉に繋がったのだと思う。
佐藤との件も山田が聞き出してくれた。
山田との関係は僕も知ってることだからそんなのに応じる必要なかったのでは?という質問には、
「そうなんだけど…でも知ってるっていうのもおかしいから言えなくて…そしたらもうそういう流れになっちゃってて…」
と完全に押し流された返答が返ってきたようだ。
佐藤とするのは興奮したのかと聞かれた友香は、
顔を真っ赤にして少し涙目になりながら「した」と答えた。
「こんな理由で無理矢理されるのに嫌なはずなのに勝手に声出て勝手に身体は感じててその時は自分でも自分が嫌になった。」
という。
「それでずっとモヤモヤしてたけど、
この前井上さんにいっぱい言われて自分がそういうドMなんだって思ったらなんか納得した。
一番最初に彼氏君に他の男の人連れてこられて見られたりしたのも、
ケイスケさんとしたのも、
ケイスケさんに言われて他の人ともしたのも、
いろいろ思ってたことあったのに結局受け入れちゃったのは自分もそういう人だったんだって思ったら全部納得してしまった。」
友香自身も自分にそういう欲望があるというのを自覚したということらしい。
山田からはいっそこのことを僕にも伝えてはと話してくれたが、
友香は「彼氏君にだけは知られたくない」とそれだけは譲れないらしい。
理由は「幻滅されて捨てられるのが怖い」ということらしいが、
そのあとボソッと「今更やめられない」と取れる言い訳をしたみたいでおそらくそっちが本音なのだろう。
友香ももう道は踏み外したということだと思う。
とりあえず、
山田からの「それなら俺との間には隠し事や嘘はなしにしてくれ」という約束には友香が応じてくれたようなので、
そこを信じていきたいと思う。
ちなみにこの日の友香はいつになく積極的で、
山田が圧倒される程だったらしい。
翌日は翌日で僕も友香に搾り取られた。
何度も僕の名前を呼びキスをねだりながら僕の上に跨って腰を振ってくれる友香はとにかくエロかった。
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