着信中のスマホを、仲居さんが手にとり、
無言で、僕に渡してきました。
僕は、なかなか電話に出ることができませんでした。
それを見るに見かねた仲居さんが、
スマホを奪い取り、電話に出ました。
そのまま、僕にスマホを渡しました。
「もしもし」、妻が僕話かけます。
僕は、妻に、「もしもし」と小声言います。
すると、隣で、「出たわ。お願い」と声が聞こえました。
声が僕に届かないようにスマホを押さえていたんでしょう。
「旦那さんに了解得ないと出来ないですよ」と男がいいます。
たぶん、スマホを押さえていても聞こえるように大きな声で
話したと思います。
僕は、それを壁ごしに聞こえました。
妻「今、家」
僕「うん。えりは」
妻「部屋よ」
僕「電話してきて大丈夫?一人?」
妻「ううん。違うの。お願いがあって」
僕「何、お願いって」
妻「あのね。。。」言葉が詰まります。
僕「うん。何。今何してるの」
妻「ごめんなさい。もう我慢できないの。」
僕「・・・」
妻「していい」
僕「何を・・・」
隣から、「電話替れ」
男「旦那さん、了解してもらったんですか」
「今、えりが、旦那がしてもらえって、言ったと言ってますが」
まだ、僕が返事をしてないのに、男に嘘をついたんだと思いました。
ここで、言ってないと言えば、妻がどんなことされるか分かりません。
僕は、男に「はい」と言いました。
男「はいだけか」
僕「・・・妻を宜しくお願いします」
男「宜しくって」
僕「妻を抱いてやってください。宜しくお願いします。」
男「わかった」
また、妻に替りました。
妻「ありがとう」
妻のありがとうって一言が、すごく印象的でした。
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